ルヴァン杯決勝で、浦和レッズが福岡に敗れて、準優勝に終わる
JリーグYBCルヴァンカップ決勝。7年ぶりの決勝進出を決めた浦和レッズは東京・国立競技場でアビスパ福岡との決戦を迎えた。チケット完売となった注目の一戦は、ルヴァンカップにおける最多入場者数記録更新。61,683人の大観衆が詰めかけた。レッズサポーターはこの日のために用意したビジュアルサポートをゴール裏で展開すれば、初の決勝進出のアビスパサポーターも初タイトルを後押ししようと、こちらもビジュアルサポートを展開して決勝戦らしい最高潮の雰囲気でキックオフを迎えた。
試合は立ち上がりから福岡が攻勢をかけると、5分に福岡のMF前寛之が右からのクロスを押し込んで先制点を決める。その後、レッズも同点を狙って攻めに転じるも福岡の固い守備を崩すことができず。すると前半終了間際の49分に、福岡のDF宮大樹が左からのクロスにあわせて追加点。前半は福岡が2点リードして折り返す展開となった。
後半はもう点を奪うしかないレッズは髙橋、早川に替えて安居、大久保を投入。レッズが押し込んだ時間帯が続く。しかし後半の55分に福岡のDFグローリを、浦和のDFホイブラーテンがペナルティーエリアで倒してしまい、VAR判定の末にPKを与えてしまう。この絶体絶命のピンチをGK西川周作がキッカーのFW山岸のシュートをセーブした。これでスタジアムも行けるぞ!という雰囲気に。すると69分に途中出場のDF明本考浩が左足を振りぬいて1点差に。FWブライアン・リンセン、DF明本考浩を投入して、攻撃の圧力を強めるレッズだったが、福岡の守備陣も守り抜いて、試合は2-1で終了。浦和レッズは7年ぶりのルヴァンカップ制覇を目指したが、残念ながら準優勝の結果に終わった。