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浦和レッズが神戸との直接対決に敗れて、リーグ優勝の可能性が潰える

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第32節。浦和レッズはホーム埼玉スタジアムに、首位のヴィッセル神戸を迎えてのリーグ戦天王山となる一戦を迎えた。首位神戸との勝ち点差は8。大逆転優勝のために直接対決で絶対に勝たなければいけない一戦となった。

試合は序盤から神戸が主導権を握る展開となる。48,144人の大観衆が集まった埼スタの大声援を受けて浦和もFWホセ・カンテが得意のミドルエリアからシュートを放ってゴールを狙う。しかし互いにゴールは許さず。前半は上位対決らしい締まった試合展開で、0-0のスコアレスで折り返した。

後半は、開始早々にMF大久保智明の縦パスを受けたMFエカニット・パンヤがGKと1対1になってシュートを放つもシュートブロックにあう。リズムをつかむ中で、54分に中盤の要のMF伊藤敦樹が膝を痛めて柴戸海と替わり、途中交代となる。そして71分、試合を動かしたのは神戸。左右を揺さぶると、右からのクロスをFW大迫勇也が落とした所をDFマテウス・トゥーレルがヘディングでゴールを決めて先制をする。

前に出るしかない浦和は攻撃的オプションを投入して攻めに出る。そしてアディショナルタイム。FWホセ・カンテが左サイドからドリブルで侵入すると、ブライアン・リンセンに当てて落としたボールを右足で振りぬいてゴールを決めて1-1の同点とした。勝たないといけないレッズは、セットプレイで、GK西川周作もパワープレーで上がるも、神戸にボールが渡ると、FW大迫勇也が無人のゴールに流し込んで2-1の逆転。この得点が決勝点となり、神戸が2-1で勝利。直接対決に敗れた、浦和のリーグ優勝の可能性は潰えた。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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