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【上越市】2と7が付く日のみ販売!老舗和菓子屋が本気を出した大判焼きの人気が凄かった!

かどまる珈琲と緩いものを愛すWebライター(上越市)

雁木がある地区に移住して10年、ライターのかどまるです。
自称、上越の朝市のヘビーユーザーでもあります。
朝市の不動の人気ホットスナックといえば「どら焼」。
しかし最近、2と7が付く日に開催されている「二七の市」に出店している栄喜堂菓子店さんの大判焼きの人気がとにかく凄いことになっているのでお話をお伺いしてきました!

どれだけ凄いかというと、栄喜堂さんの場合は朝市のスペースでは大判焼きは焼いておらず、本町のお店から焼きたてを冷めないように持ってきて販売しています。そして在庫が足りなくなってくるとお店から補充されるのですが、まずは持ってきた分がすぐ完売してしまう。するとファンが補充を今か今かと待っているのです!
そしてまとめて買っていくという光景は、まるで孟宗竹やヤブタケの季節のよう。

ご挨拶してる間にもひっきりなしの来店!すごい!
ご挨拶してる間にもひっきりなしの来店!すごい!

3月中旬現在のラインナップは、
・定番のあんこ
・カスタードクリーム
そして期間限定商品として
・ラムレーズン入りあんこ
・ラムレーズン入りカスタードクリーム
・ラムレーズン入りチョコ

上記5種類販売しています。ラムレーズン系は無くなり次第今季終了。
その後は春に向けて桜あんを予定しているとか。
それぞれの季節に応じた様々な味で朝市を飽きずに楽しめるよう工夫をなさっています。

では、今季に爆発的にヒットしたラムレーズン入りあんこをいただきます!

ラムレーズンにあんこ?と思うかもしれませんが、
これがびっくりするくらいによく合う。
主役はあくまでもあんこ、そこにラムの上品な風味が交わってスイーツ好きも普段あまり甘いものを食べない人も虜にしてしまうんです。
そして冷めても美味しくふんわり軽く優しい甘さの生地。
そう、そもそも大判焼きの生地が美味しいんです!

「良かったら焼いているところを見に来ませんか?」と忙しいのに優しい栄喜堂さん。
ありがとうございます!!
今回特別にお邪魔することができました。
大判焼きの人気の秘密がわかるかもしれません!

2と7が付く日は大判焼きの日、お店のほうはもっと凄かった!

創業は1915年、瓦煎餅や夜光パンなど昔ながらの懐かしい焼いたお菓子をはじめ、お団子や季節の和菓子が美味しい栄喜堂菓子店さん。
ちなみにかどまるはピーナツみそせんが好きです!
食べやすいサイズの小麦&卵の煎餅はついつい止まらなくなります。

もっちり串だんごにうぐいす餅。
そうそう、金鍔と水羊羹も美味しいんですよ!

着物のように桜餅をまとった「苺桜餅」も大人気!
着物のように桜餅をまとった「苺桜餅」も大人気!

少し早めに到着した後、許可をいただいて写真を撮ったり様子を見ていたんですが…
1人、また1人とやってきて次々と大判焼きを大量に買っていく!
どうやら事前に注文していた方々のようですが、1個単位じゃなくて袋単位でまとめて買われていく様子を見てびっくりしました。中には持ちきれないほど両手いっぱいの方も。(こんなにお忙しいのに取材許可ありがとうございます)

冷めても美味しい、和菓子屋の本気の大判焼き!

ご担当の浅野さんのご厚意で奥へ通されると卵と小麦粉が焼けるいい香りがふわりと。
噂の大判焼きの登場です!

生地を流し込んだ後にしばらく待っていると、プツプツ、ふわっと膨らんできます。
そこへ栄喜堂さん自慢の甘すぎなくて優しい国産小豆のあんこをのせていく。
くどくなくて食べやすく、ふわふわ生地と合わせるとちょうどいい甘さになるんです!

そういえば鯛焼きは「パリパリ」「もっちり」など皮についていろいろありますが、
大判焼きの生地については薄い、厚いということはあってもあまりそういう話をしたことがないな…と考えさせられてしまうほど栄喜堂さんの生地はふわふわで美味しい。

「やっぱり本業は御菓子屋なのでそこはこだわりますね!」と浅野さん。
開発中はあちこちのものを食べて研究なさったそう。
その結果小麦粉は3種をブレンドしたもの、卵も今使っている県内産の赤玉の卵に変えてみたら理想の生地が出来上がったとか。

「(普通の物は)冷めてしまっても温めればそれなりに美味しく食べられますが、自分はあんまりそういうの好きじゃなくて」

そうか、冷めても美味しいからお客さんがお友達に配って美味しさをシェアしたくなるんですね!

浅野さんによるとクリームはバニラビーンズにこだわり、
ラムレーズンに使うラムはアフリカ産のオールドジャマイカを使用。
大判焼き=ホットスナックと一言では収まらない、和菓子屋さん本気のこだわりようです!

焼いた直後から無くなっていく大人気商品

と、大判焼きについてお話を伺ってる間にどんどん出来上がっていくのですが、種類ごとに紙で個包装した後はもう行先が決まっているのですぐ無くなっていく。
こうしている間にも「朝市在庫無くなったよ!」と電話や予約したものの受け取りだったり、裏も表も大忙し。

朝市で大判焼きを売り出して1年。
朝市ユーザーだから感じることですが、農家の旬の野菜だけでなく山菜やキノコなど季節のものが買える朝市に集まる人は普段から美味しいものを食べているから味にこだわる方も当然多い。なのでそういう人の口コミはかなり強いのでは、と思いました。

「二七の朝市にもっと人が集まって賑やかになってくれると嬉しいですね」と浅野さん。
これからやってみたいことなどいろいろ考えていらっしゃるご様子。
ますます楽しみですね!かどまるも食べて応援しています!

大判焼きは2と7がつく日に朝市と店舗で販売、3/22は休業日です

栄喜堂さんの大判焼きは、2と7が付く日を「大判焼きの日」として朝市と本町商店街の店舗で購入することができます。3/22は朝市も店舗もお休みなのでお気をつけくださいね。

「まとめて買いたい!」という方は事前に店舗へ問い合わせと予約をお勧めします。店舗のほうでも午後には売り切れて終了していたので、是非お早目のご来店を!

老舗和菓子屋「栄喜堂菓子店」さんの本気の大判焼き、
看板や幟を見かけたらチャンス!
どうぞお試しください!

栄喜堂菓子店
住所 〒943-0832 上越市本町5丁目5-7
電話 025-523-5391
営業時間 9:00~18:00頃
休業日 毎月第1、3水曜日
駐車場 高田本町商店街の共通駐車場をご利用ください

珈琲と緩いものを愛すWebライター(上越市)

角(かど)は丸くやわやわと。上越の雁木がある地区に移住して10年、美味しい&楽しい情報をご紹介します。

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