広島市中区立町。
広島電鉄「立町」駅から徒歩約3分。

街中にお店を構える広島ラーメン店「きよちゃん」。
周辺に続々と新店がオープンする中、ひと際興味をそそられる外観。
店構えと対照的な看板には“創業昭和48年”の文字。

先代からの味を引き継ぎ、現在の店主が2018年7月に“三代目”としてリニューアルオープンしたのだそう。

屋台から始まったといわれている老舗ラーメン店。
店内はカウンターのみ5席の小さな空間で、人がすれ違うことも困難な狭さだが、その雰囲気もまた屋台みたいで風情がある。

お店は店主ひとりで切り盛りされているようで、調理工程のライブビューイングが楽しめるのもこの距離ならでは。

メニューは、

• ラーメン（中華そば）　750円
• ワンタンメン　900円
• チャーシューメン　1,050円
• スペシャルラーメン（味玉、ワンタン、チャーシュー増、ねぎ増）　1,350円

などなど。

初代から変わらず、”豚骨醤油スープ”のラーメンを提供しており、「ワンタンメン」が看板メニューなのだそう。
そのことを完食したあとに知った筆者は、まずは正統にと「ラーメン（中華そば）」を注文。
（次回は必ずワンタンメン・・・！）

こちらが「ラーメン（中華そば）」。
炙ったチャーシューとたっぷりのネギ、その下にはもやしがトッピング。

麺はコシが強く、小麦の風味がしっかりと効いた細麺。
スープと程良く絡む。

炙ったチャーシューが香ばしく、脂の旨味が引き立つ。
その脂の甘味が旨味として浸透したスープ。

一見濃厚そうに見えるスープも、しつこすぎず、どこか懐かしさを感じる優しい味わい。

移り変わりの激しい街中で、長年愛される理由が分かる。

筆者個人的には、本当に美味しすぎてスープまでしっかり完飲。
近々、ワンタンメンも堪能しに伺おう。

夜と日・祝限定の「尾道ラーメン」も気になるところ。