【広島市中区】圧巻の蒸気機関車が街中に!実際に呉線を走ったC59 161
1900年初期~中期にかけて主流列車だった蒸気機関車(SL)。
一度は消えた日本の蒸気機関車だが、消えゆくSLを動く状態で保存しようという動きが広まり、1970年代後半以降、各所で復活運転が始まった。
とはいえ、その数は少なく、現役で運行しているのは全国でもごくわずか。
ちなみにSLとは、英語の「Steam(蒸気)Locomotive(機関車)」を略した表現。
現在広島県内では蒸気機関車は走っていないため、乗ったことない方、見たことない方も多いだろう。
筆者もそうのうちの1人だ。
広島県内には、いくつか蒸気機関車を展示している場所がある。
その一つが、広島市中区基町にある「こども文化科学館」。
こども文化科学館の南側に展示されているのが「C59 161」。
「C59」は戦前に開発されたモデル、「161」は戦後の改良版であることを示すのだとか。
昭和21年(1946年)製造、昭和45年(1970年)9月まで走行した。
走行距離は223万km!
地球56周分というから驚き。
なんと実際に運転席に上ることができる。
自由に見学ができるのはなかなか珍しいのではないだろうか。
野ざらしのため保存状態は良くはないが、実際に走行した蒸気機関車を間近で見られるのは感慨深い。
運転席までは登れるが、機関車の上まで登ることは不可。
見学料無料で24時間いつでも見学できるので、是非足を運んでみてはいかがだろうか。
なかなか圧巻です。
Steam locomotive C59 No. 161
所 広島県広島市中区基町5-63 こども文化科学館