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【秋田県横手市】心にも体にも染み渡る手作りの味!横手市安田『ふぁみり~れすとらん いなほ』とは?

KANEYANWEBライター/地域クリエイター(大仙市・横手市)

昭和53年創業!根強いファンを持つ手作りご飯の店『ふぁみり~れすとらん いなほ』とは?

ファミレスじゃなくて、ふぁみり~れすとらん。

横手市安田にある『いなほ』は、ウマくてボリューミーな「手作りご飯」の店である。創業からまもなく半世紀を迎える老舗だが、昼も夜もたくさんの老若男女がその味を求めこの店に集う。そう、今日から私もその仲間入りだ。

季節はまさにガチンコ夏モード。この暑い日々を乗り切るために、今日は腹いっぱいメシを食おう。そんなことを企みながら、私は横手の三枚橋交差点を右に曲がった。

ふぁみり~れすとらん いなほ
ふぁみり~れすとらん いなほ

噂の「ふぁみり~れすとらん」に到着。入口前で仁王立ちしている幟には、まるで日本昔ばなしのような、てんこ盛りご飯が描かれている。自家産の美味しいお米を、お腹いっぱい食べてほしい。そんな店主の心意気が、店の入口からも伝わってくる。

入口では日本昔ばなしのような、てんこ盛りご飯がお出迎え
入口では日本昔ばなしのような、てんこ盛りご飯がお出迎え

特大のソフトクリームのオブジェをチラ見しながら店に入ると、親切な女性店員さんが迎えてくれた。清潔感のある店内はテーブル席のほか、小上りも完備。思ったより女性の姿も多い印象だ。

さて、今日はいつにも増して腹ペコの私。それはカーリング女子・藤沢五月さん並のストイックな食生活……ではなくて、ただ朝メシを食っていないだけだが、腹減る私はさっそく品書きに手を伸ばした。

品書き

品書き(和のごはん定食、中華のごはん定食、丼のごはんなど)
品書き(和のごはん定食、中華のごはん定食、丼のごはんなど)

和のごはん定食

野菜炒め定食:920円、焼肉定食:1,150円、しょうが焼き定食:1,150円、ヒレカツ定食:1,410円、サバ焼き魚定食:890円など。

中華のごはん定食+小ラーメンセット

マーボー豆腐定食セット:930円、鶏のから揚げ定食セット:1,050円、酢豚定食セット:1,220円、スパイシィ鶏のから揚げ定食セット:1,140円

丼のごはん+小ラーメンセット

ヒレカツ重セット:1,220円、チャーハンセット:890円、中華丼セット:890円、お母さんが作ったカレーライス:840円など。

品書き(麺、そば・うどん、焼きそばなど)
品書き(麺、そば・うどん、焼きそばなど)

ラーメン(醤油):普通740円/少720円、中華そば(醤油):普通740円/少720円、タンメン(塩):普通830円/少810円、チャーシューメン::普通1,020円/少1,000円など。

そば、うどん

温/冷稲庭うどん:650円、揚げたて海老天ぷらの天ぷら稲庭うどん:940円など。

焼きそば

いなほ焼きそば:760円、ホルモン焼きそば:990円、海鮮あんかけ焼きそば:990円など。

定食、丼物、めん類と豊富なメニューが揃う老舗のふぁみり~れすとらん。……って、ほとんどの定食や丼は、ナチュラルに小ラーメンが付いてくるのか。味噌汁の代わりにラーメン。そんなパワフルさも『いなほ』の魅力だ。

そんな中、今回私がチョイスしたのは人気メニューランキング2位のマーボー豆腐定食セット。正直1位の鶏のから揚げにするか悩んだが、今回は西の横綱でファイナルアンサーといこう。

「ご飯は大盛り、普通、少なめができますが?」と店のお姉さん。

「なるほど。では大盛りで!」

……って、もう中年なのに勢いで大盛りにしてしまった。まぁいいか。ムキムキボディのカーリング女子・藤沢五月さんも今後は通常の食生活に戻るって言ってたし。そんなことを思いながら、麻婆豆腐の到着を待つプニプニボディの私である。

味もボリュームを最高!手作りの味が染み渡る『ふぁみり~れすとらん いなほ』の麻婆豆腐定食セットとは?

マーボー豆腐定食セット:930円
マーボー豆腐定食セット:930円

お待ちかねのマーボー豆腐が、てんこ盛りのご飯とウマそうなラーメンを引き連れて登場。ちなみにお供のラーメンは、自家製スープや味噌汁に変更も可能だ。最初にご飯の量を聞いてくれることも含めて、ガッツリ派の男性はもちろん、女性や高齢の方の視点も大切にしていることがわかる。

地元産の素材を使った麻婆豆腐はまろやかな味わい!
地元産の素材を使った麻婆豆腐はまろやかな味わい!

まずはメインの麻婆豆腐から。おお、これは優しい。県外から久しぶりに帰省した孫を迎えるおばあちゃんぐらい優しい。『いなほ』で使っているこの豆腐は、横手市十文字にある阿邉豆腐店の自家製だ。辛さが炸裂する刺激的な四川風も嫌いじゃないけど、地元産の素材を生かしたこのまろやかな麻婆豆腐は、カラダにじんわり染み渡るような旨さだ。

てんこ盛りの自家産ご飯もウマい!
てんこ盛りの自家産ご飯もウマい!

マーボー豆腐を口に運び、てんこ盛りのご飯を豪快にかき込む。そしてその勢いのまま啜るのは、醤油ベースのノスタルジック系ラーメンだ。県外から久しぶりに帰省した学生のようなテンションで、目の前のご馳走にがっつく夏の午後。お腹いっぱい食べて、最後に店員さんが持ってきてくれたコーヒーを味わい、ごちそうさま。今日の昼飯も大正解だ。

このノスタルジック系の小ラーメンも外せない!
このノスタルジック系の小ラーメンも外せない!

昭和53年に創業した『いなほ』は今年で45年目を迎えた。自家産の米や野菜を使い、無添加の調味料や国産の肉にこだわる。それは昭和の時代から現在に至るまで変わらない。カラダに優しいものを、お腹いっぱい食べてほしい。そんな想いが込められた手作りの味を求めて、今日も多くの人が店に足を運ぶ。

ファミレスじゃなくて、ふぁみり~れすとらん。そこにはまるで家族のような温かさが宿っている。

お腹が減ったら『いなほ』にGO!
お腹が減ったら『いなほ』にGO!

【店舗情報】
ふぁみり~れすとらん いなほ
住所:秋田県横手市安田堰端97-3
営業時間:11時~15時(ラストオーダー:14時20分)、17時30分~20時20分(ラストオーダー:19時40分)
電話番号:0182-33-2180
定休日:火曜日

WEBライター/地域クリエイター(大仙市・横手市)

大仙市在住のWEBライター。趣味は酒場巡り。現在はYahoo!で地域情報を発信しているほか、秋田市のフリーペーパー「あおぽ」でグルメ記事の執筆や「大仙経済新聞」の運営にも携わっています。

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