今年のサウナ初めは高層階の温泉から富士山を眺めて
サウナ散歩家のカラーひよこです。都内とその周辺のサウナ巡りが趣味で、これまでに 300 店を数えるサウナ・銭湯・スーパー銭湯を渡り歩いています。
新年明けましておめでとうございます。
2024 年の「蒸し初め」は元日に訪れた府中の「天然温泉 縄文の湯」さんです。
京王線の府中駅から徒歩1分の駅近高層ビル温泉&サウナ。2年かそれ以上ぶりの訪問だったけど、サウナがリニューアルしている模様。
以前はサウナと岩盤浴の中間のような低温のサウナで、サウナパンツを履いて横になれたりするちょっと珍しいタイプのサウナだったが、リニューアルされて普通のサウナになってますね。
駅前ビルの7階分を占有した施設は広々として眺めも最高
この施設の推しポイントは駅から近い事と地上 10 階と 11 階の大浴場からの眺望だろう。
6階のフロント階にはコンセント・Wi-Fi 付きのワーキングスペースもできていた。
サウナも高層階にあるが、入館料も少々高めで、この日は休日料金で 2900 円。
平日は 2400 円で、90 分 1500 円のコースもあり。
ポイントカードが旧いものだったので新しいのを作ってもらう。
館内着・大小タオル付き。アカスリ用ボディタオル・カミソリ・シェービングフォームは浴室に置いてある。歯ブラシは有料化されてフロントで 50 円で販売。
エレベーターで、男性のロッカールームのある 12 階へ。
7階がお食事処。8階のお休み処は完全な仮眠室仕様で、リクライニングシートがパーテーションで1席ずつ完全に区切られている。
毎回来て全体の雰囲気が静かに感じるのは小学生以下の子どもが入館不可というのもあるだろう。大人専用のスーパー銭湯だ。
ロッカーは高級そうな木製のかなり大きなサイズ。入館時に渡される IC キーの番号で割り当てられている。
この 12 階のロッカールームで服を脱いでから、階段で(全裸で)下りた 11 階が男性用大浴場であった(女性ロッカーは9階・大浴場は 10 階)。
内湯には3つの浴槽。いずれも広々とした大きなサイズ。黒とグレー基調の落ち着いた配色で間接照明の他は大きな窓からの自然光のみ。
注意書きとか説明書きみたいなのをゴチャゴチャ貼ってないのが落ち着く。。
カランのシャンプー類は炭と温泉水のノンシリコン系のもの。「シャンプーバイキング」があるといつも選んでしまうやつだ。
気持ち良くて1セット目のサウナの後にも炭シャンプーで2回目の洗髪(笑。
ボディジェットの浴槽は 39 度、ここだけ温泉ではないが、湯触りが柔らかい。
リニューアルしたオートロウリュサウナと新設された内気浴スペース
サウナマットを手にサ室の扉を開けると、前室というのか奥にあるサウナ室の手前に新設された「ととのいスペース」であった。
インフィニティ・チェアが8台と、扇風機。
サウナの方は完全に新しいものでストーブは2台。タワータイプの方のストーブがオートロウリュ付き。
88 度と過ごしやすそうだったので、コの字型の3段席の最上段に座る。テレビ・BGM は無し。
しばらくしてオートロウリュが発動。音はすれどブロワーが見当たらないと思ったら下にある2つの送風口から吹き上げていた。注水 20 秒、ブロワー 30 秒くらいだったか。熱のカーテンがゆっくり降りてきていい感じ・・7分半で出る。
水風呂は 17 度。この深さといい、石の造りといい、「にいざ温泉」を思い出させる。あちらも黒湯であったし。
のびのびできる黒湯温泉の浴槽の広さは小平の「テルメ小川」にも似ている(そう言えば去年の「サウナ初め」はテルメだった)。
水分補給しようと探したが給水器が無かった(無かったっけ)。上の階のロッカーの自販機まで戻るのも面倒だなと思っていると、浴室を出たところにも自販機があり、グリーン DAKARA を買う。
この料金なら給水器くらいは置いてあってほしい・・(汗。
それと、浴室入り口横にはタオルなどを置く棚もあって、バスタオルと着替えを上のロッカーから持ってくるべきだった。
11 階の温泉から初富士を望む
サウナ2セットを終えると、「ととのうスペース」のインフィニティチェアに横になり内気浴休憩。露天風呂エリアにも椅子が置いてあるが、晴れているとはいえ高層階の風が冷たかったので。。
ここから先は「温活タイム」で、メインの黒湯温泉に浸かる。40 度。トロみはそれほどでもないけれど塩味がある。
大きな窓は南西向きだろうか、左手の多摩丘陵の向こうに雪を頂いた富士山の姿が。京王線でこの辺りを通過する時にも目にするけれど、結構大きく見える。初富士であった。
水風呂の向かい、こちらものびのび浸かれる広さの黒湯の方は 39 度。個人的にはここが一番好きかも。
露天風呂の扉を開けると、柵の外からの冬の空気と柚子湯の変わり湯。42 度の熱めの湯で芯から温まると、最後に湯冷めしないように水風呂へ入って、今年一本目のサ活は終了。
当初はもう少し先の稲城の、そちらもリニューアルしたばかりの「季乃彩」も考えていたが、こちらが空いていて正解だった。
下にある大國魂神社の初詣の凄まじい混雑ぶりからしたら嘘のような静けさで、落ち着いて年初めのサウナと温泉を楽しめた。
縄文の湯は退館時に毎回、割引券をもらえるのだが、これで次回入館が 400 円引きになるんだよね(団体は一人 20 % 引き・2ヶ月有効)。
この施設で平日フリーコース 2000 円になるのであればお手頃かもしれない。
地上 12 階で地震に遭遇
サウナ後にロッカールーム階の喫煙所で一服していると、なんだか揺れている感じがする。ととのい過ぎて自分の目が回ってでもいるのかと思えば地震であった。
地上 12 階で揺れが3分ほど続く。窓から階下を見るともうおさまっていたようだが、高層階だからか随分と長く揺れた・・。
帰宅すると能登半島で震度7との事で、テレビは緊急報道番組一色だった。
微力ながら Yahoo さんの募金サイトから支援しました。
被災に遭われた方々の救援と復興を願います。。
天然温泉 縄文の湯(公式サイト)
料金:2400 円(90 分コース・1500 円)土日祝 + 500 円
営業時間:10 : 00 〜 23 : 00
定休日:なし
アクセス:京王線「府中駅」西口徒歩 1 分
駐車場:156 台(施設利用で 3 時間無料)
高層階の低温サウナは静かな大人の雰囲気「縄文の湯」@ 府中(東京サウナ日記)