宗像市日の里の住宅街にある「ピアット」は、リーズナブルな値段でおいしいイタリアンが楽しめる、何度でも行きたくなるレストランです。

店内ではシェフの息子さんをささえるように、お母さんが元気よくそして明るく接客されていて、家庭的でくつろげるお店でした。

◇外観は花々に彩られて

私は西鉄バスで移動することが多いのですが「ピアット」へは、田熊バス停から歩いて10分で到着しました。
JRでも東郷駅でおりて、赤間駅方面に向かって徒歩10分で着く距離にあります。

ドアの周辺はバラやクレマチスなどの花々に彩られて、店内に入る前からいい気分です。

◇落ち着いた店内

ドアをひらくと接客担当のお母さんが、明るい声で出迎えてくれます。

店内は落ち着いた印象で、数名の先客がテーブル席で食事を楽しんでいるようです。

右手奥にカウンター席もありましたが、入ってすぐのテーブル席があいていたので、今回はこちらでランチをいただくことにしました。

◇パスタランチをオーダー

今日の目当てはパスタだったので、パスタランチの「フレッシュトマトのスパゲッティ」を注文しました。
メニューを見ると、ランチはサラダ、パンそしてアフターコーヒーまでついて、すべて税込み1210円というリーズナブルなお値段です。

料理を待つ間、店内を見せてもらったり接客の合間のお母さんとおしゃべりをしたり、とてもリラックスした時間が流れます。

入り口正面にはアンパンマンのキャラクターたちが、にぎやかに並べられていて、子ども連れでも安心して来られそうと気持ちがなごみました。

はじめに運ばれてきたのはサラダです。

野菜の種類が多く目にも鮮やかな彩りで、セットメニューのサラダのとは思えません。
手作りのドレッシングは、やさしい味わいで主役の野菜をうまく引き立てています。

そして自家製のパンです。

幸運なことに焼きたてをカットしてもらったようです。
しっかりとした弾力があり、ほのかな小麦の甘味が感じられる、パスタにピッタリのパンでした。

メインの「フレッシュトマトのスパゲッティ」は、トマトの鮮やかな赤にフレッシュバジルの緑がはえて美しく、食欲をそそります。

パスタの硬さといい、素材の味がいきたソースの絡まり具合といい、プロの味を満喫させてくれるものでした。

食事の合間にはお母さんが、シェフの食材へのこだわりを教えてくれたり、料理の説明をしてくれたりと、本当に楽しくおいしくいただきました。

またメニューは季節ごとに内容が変わるそうです。
もう少しすると「ジェノベーゼパスタ」が登場します。
それを楽しみに待っているお客さんも多いとのこと。

ジェノベーゼソースは私も大好物で、手作りしていたと話すと、お母さんとまたソース談義になりました。
ソーズづくりにもシェフのこだわりがあり、ちょっとしたコツを教えてもらえてラッキーです。

余談ですが、以前紹介した「和処　樹（いつき）」　さんも常連だとわかり、知る人ぞ知る店なのだと納得しました。

食後には、深い味わいの香り高いコーヒーが運ばれてきます。

ランチでこんなにおいしいイタリアンがいただけるとは驚きで、ここまで来てよかったと満足して席を立ちました。

入り口のメニューボードに書かれた料理の数々を、いつかまた食べたいものです。