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【宗像市】巨大スクリーンやVRで沖ノ島の神秘を体感!歴史を楽しむ工夫満載|ショップでカフェタイムも♬

kekko地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

宗像大社の駐車場をはさんで向かい合うように「海の道むなかた館」があります。
ここは世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の情報発信などを目的としたガイダンス施設で、宗像の歴史や世界遺産について学習できます。
館内では巨大スクリーンやVRで世界遺産「沖ノ島」を体感したり、体験学習ができたりと、大人も子どもも楽しく歴史を学べるのが特徴です。
今回は、現在開催されている企画展「古墳時代のお葬式」を見学し、ショップコーナーでカフェタイムを楽しんで、ゆっくりと有意義な時間をすごしてきました。

◇「海の道むなかた館」の外観

西鉄バス宗像大社前バス停で下車すると、宗像大社駐車場の延長上に見えるのが「海の道むなかた館」です。
以前、玄海町の複合施設だったアクシス玄海を、ガイダンス機能を持つ博物館としてリニューアルした施設で入館は無料です。

世界遺産ガイダンス施設「海の道むなかた館」正面入り口です。

正面むかって左側には、宗像市民図書館「深田分館」が併設されています。

◇「海の道むなかた館」内部案内

入り口の風除室にある掲示板で館内案内を見てみると、レイアウトがユニークで楽しそうです。

このほか第2展示室で「古墳時代のお葬式」が開催されていることや、今月の体験学習の予定などもわかりやすく掲示されていました。

エントランスホールは広々として明るくワクワクする雰囲気を感じさせます。

入り口左手の事務所に受付があり、スタッフが詳しく施設の案内をしてくれました。

*体験学習室

エントランス右手は体験学習室です。
体験費200円でまが玉づくり古銭鋳造火おこし体験など、古代の生活に関する体験学習ができるスペースで、大人も子どもも楽しみながら古代学習ができます。

(開催予定は公式ホームページでも確認できます。)

スタッフに申し出ると、沖ノ島から出土した奉献品のレプリカを実際にさわらせてもらえて、その感触や重さを感じてみるという体験コーナーもありました。

レプリカといっても国宝の三角縁神獣鏡(さんかくふちしんじゅうきょう)や金製指輪を手にするのは、貴重な体験になるでしょう。

*ショップ「宗像 蒼の社」

体験学習室に隣接するショップ「宗像 蒼の社(あおのおやしろ)は、豊富な宗像みやげを販売していて、喫茶や休憩スペースとしても利用できます。

広々とゆったり過ごせる快適な空間では、ドリンクデザート、それにランチもリーズナブルな価格で提供されています。
このあたりは飲食店が少ないので、宗像大社をおとずれた際もありがたいですね。
*営業時間
平日/10:00~16:00
土・日・祝日/9:30~16:30

*世界遺産解説コーナー

世界遺産解説コーナーは世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群について、ジオラマなども使い視覚的にもわかりやすい解説がされていました。

*常設展示室

ここでは「海の道」をテーマとして、宗像市内に多くある遺跡から見つかった出土品や資料が、時代ごとに展示されています。

常設展示室正面には、圧巻の大型スクリー(7m×18m)があり、一般には足をふみ入れられない「沖ノ島」へ上陸したかのようなリアルな体験をさせてくれます。

宗像の原始時代から近世までをたどるように、たくさんの出土品や資料が展示されていて、タイムスリップしたかのようです。

*特別展示室

重要文化財に指定されている「田熊石畑遺跡」から出土した青銅器などが展示されている特別展示室では、定期的に特別展覧会が開催され貴重な品々を見学できます。

*シアタールーム

「沖ノ島」や宗像の歴史を、子どもたちにもわかりやすく映像で紹介するシアタールームは、コンテンツごとに楽しみながら学習できるスペースです。

◇第2展示室・図書館へ

ここからは第2展示室・図書館へつづく廊下をすすんでいきます。

*第2展示室

図書館手前のスペースに第2展示室があり、企画展として「古墳時代のお葬式」が会期延長で開催されています。

会期:令和6年1月13日(土) ~令和6年9月29日(日)
主催:宗像市教育委員会
観覧無料

日本国内でも20例しか確認されていないという飾履(しょくり=被葬者の足を飾るための靴)の復元品の展示は、とても興味ぶかいものでした。
宗像地域の古墳から出土した副葬品は、古墳時代の葬送のあり方を知るうえで大変貴重なものです。

*出土品の復元作業

第2展示室の奥にある部屋では、学芸員さんによる出土品の復元作業が行われていて、その様子を特別に見学させていただきました。
むなかたびとの生きた痕跡を遺跡から発掘し保存するための、大変なご苦労がわかります。

*宗像市民図書館(深田分館)

今回は図書館を利用することはありませんでしたが、宗像の歴史や文化に関する書籍・資料が特に多く所蔵されているようです。

◇VR体験

最後にVR(バーチャルリアリティー)による「沖ノ島」上陸体験を楽しみました。
まるで実際に島内を歩き絶景をながめているような臨場感は、ワクワク以外のなにものでもありません。

こちらもスタッフにお願いすれば、VRゴーグルを準備してもらえて体験できます。

予備知識なく訪れた「海の道むなかた館」でしたが、予想外に楽しく多くの学びがありました。
宗像の歴史や文化を子どもたちにもわかりやすく、興味がもてるよう工夫されているので、大人と一緒に楽しめます。
宗像市民として、世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群をより理解し、身近に感じられるよい機会になりました。
ランチやカフェタイムを楽しむスペースもあり、おみやげにも困りません。
宗像大社・鎮国寺・道の駅むなかた方面のドライブを楽しまれる際にも「海の道むなかた館」に立ち寄られてみてはいかがでしょう。

◆「海の道むなかた館」について
所在地/〒811―3504 宗像市深田588番地
電 話/0940-62-2600
開館時間/9:00~18:00(図書館は10:00開館)
休館日/月曜日(祝日の場合は翌平日)
    年末年始(12月29日~翌年1月3日)
駐車場/車:114台・バス:6台
公式ホームページ






地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

宗像市、福津市のあらゆる情報や魅力を余すところなく紹介、発信するライターとして活動して参ります。

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