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【宗像市】古代人もビックリ古墳群でリラックスタイム♫ユリックスにある宗像市指定史跡を楽しもう!

kekko地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

佐賀県の吉野ヶ里遺跡で「石棺墓(せっかんぼ)」が見つかったというニュースをきき、古代に思いをはせる人が増えたのではないでしょうか。

宗像市指定史跡である「久原澤田(くばらさわだ)古墳群」は宗像ユリックスの敷地内にあって、古墳広場としてだれでも自由に古代ロマンにふれあえます。

◇宗像ユリックスについて

宗像市には、今年開館35周年をむかえる総合複合施設「宗像ユリックス」があります。

「ユリックス」という名称は、市の花である「ユリ」と市の木に指定されていいる「クスノキ」をあわせてできた造語です。

ユリックスには図書館をはじめ、室内外のプールや大小のイベントホール、それにプラネタリウムまで完備されていて、屋外には芝生広場などもあり自然を楽しむことができます。

「久原澤田古墳群」は、この宗像ユリックス敷地内にあるのです。

世界遺産登録

世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が、世界遺産に登録されて昨年7月で5周年を迎えました。(「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の公式サイト

日本の古代文化を知るうえで重要な遺産を有する宗像市には、たくさんの遺跡が存在しています。

そのひとつに「久原澤田古墳群」があります。

◇久原澤田古墳群

宗像ユリックス本館からすぐのところに、古墳広場があります。

ここは宗像ユリックス建設にともない発掘調査された「久原澤田古墳群」の一部です。

ユリックス本館を出て右手にみえる階段をのぼれば、目の前に芝生におおわれたみどりの丘が見えます。

このあたり一帯が古墳広場、つまり「久原澤田古墳群」です。

出典:世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群保存活用協議会

弥生時代から中世にかけての墳墓・住居跡などが発掘され、調査後、古墳時代の前方後円墳(三号墳)一基、円墳三基が「久原澤田古墳群」として市の史跡に指定されました。三号墳は全長約四十五m、二段に築き上げた土盛り(墳丘)によって構成され、周囲には、盾を伏せたような形に堤が築かれており、濠を巡らしています。

世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群デジタルアーカイブ
「宗像地域の文化財」より引用

◇古墳群散策

横穴式石室からは、馬具や馬飾り、小刀なども発見されたそうで、家や人の形の埴輪(はにわ)や円筒形の埴輪が見つかっています。

六世紀中頃に築造されたとみられ、同じ古墳群の遺跡からは、めずらしい冠の破片や鎧(よろい)、馬具なども見つかっているそうです。

梅雨の晴れ間におとずれた宗像ユリックス。

古代ロマンを感じながら散策していると、青空と木々のみどりのコントラストが美しく、とびかうトンボの群れにもいやされます。

夏は木陰ですずしく、秋は紅葉風景が楽しめるエリアです。

子どもと一緒に、かけ回るのもいいかも知れません。

古代人の暮らしを想像しながら、リラックスタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

◆久原澤田古墳群の情報
所在地/〒811―3437 福岡県宗像市久原307
問い合わせ/宗像ユリックス(TEL:0940-37―1311)
<利用案内>
料 金/無料
利用時間/自由
駐車場/ユリックス内(無料)
※ペットの持ち込みはできません。

地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

宗像市、福津市のあらゆる情報や魅力を余すところなく紹介、発信するライターとして活動して参ります。

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