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【福津市】ヤギに会える「みやZOO」♫奥の宮につながる「民家村自然広苑」は癒やしの場です。

kekko地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

七夕まつりで華やぐ「宮地嶽神社」の本殿をすぎると、奥の宮八社巡りのできる参拝入り口があります。

その右側は「民家村自然広苑」です。

ここは宮地嶽神社敷地内にある自然広苑で、春は桜が咲きほこり、花見客でいっぱいになります。

5月から6月にかけては、菖蒲の花が見頃になって「宮地嶽神社 菖蒲まつり」が開かれます。

「みやZOO」と書かれた先には、ヤギにも会える自然たっぷりの素敵な場所です。

◇民家村自然広苑

こちらは「宮地獄自然広苑」となっています。
こちらは「宮地獄自然広苑」となっています。

入り口には「民家村自然広苑」の特徴や魅力が、ていねいに書かれた表示板があります。

九州で唯一の「江戸菖蒲苑」です。

菖蒲まつりのころは、宮地獄神社のいたるところに菖蒲が飾られ、大勢の人でにぎわいます。

池のそばで鯉のエサを販売しています。
池のそばで鯉のエサを販売しています。

こちらは「禊池(みそぎいけ)」です。

池にはたくさんの鯉や亀がいて、人が近づくとエサを求めて集まってきます。

流し雛神事の様子
流し雛神事の様子

出典:宮地嶽神社公式HP

3月3日に「流し雛神事」がこの池で執り行われるそうです。

苑内にはいたる所にベンチが設置されていて、ゆったりとくつろぎながら散策が楽しめます。

苑の中ほどに金印のモニュメントらしきものが置かれていました。

みどりの木々、真っ青な空をバックに存在感があります。

◇保存される民家

「江戸菖蒲苑」のすぐ手前にあるのは「高床式平柱小屋」です。

以下は宮地嶽神社公式HP「花と宝物・みどころ」より抜粋しました。

小屋は他地方の納屋にあたり、対馬で最も異色のある建物で、屋敷内に一、二棟配したり、又は部落全体に数棟集めて建てられているものがあります。ねずみの被害を防ぐ為に床下を吹き抜けとし、台風や激しい雨風に耐えるように石屋根葺きになっています。

出典:宮地嶽神社公式HP

こちらは「合掌造り民家」です。

江戸時代の建物を移築した、との説明を読んでおどろきました。

◇みやZOO

かわいらしい看板にしたがって歩いてゆきましょう。

まるでオブジェのように、同じポーズのままでいるヤギたちの姿が見えました。

そばに行ってもあまり動かず、首を動かすくらいです。

暑さのためでしょうか?

向かい側には飛べない鳥といわれる「エミュー」が、2羽ゆっくりと歩いているのに気づきました。

注意書きがかかれています。
注意書きがかかれています。

◇奥の宮へ

ほうき桃が40本植えられているそうです。
ほうき桃が40本植えられているそうです。

宮地岳を見上げると、その下に赤い鳥居が見えます。

そちらに向かって歩くことにしました。

春になると色とりどりの花を咲かせる「ほうき桃」が植えられている道を登ります。

満開の頃には、うすピンク、ピンク、真っ赤な花がまっすぐ上に向かって咲きそろい、独特の風情がある桃の木です。

奥の宮の参道に出てきました。

この奥には横穴式石室古墳の中に、お不動様がまつられている「不動神社」があります。

この古墳は「地下の正倉院」と呼ばれ、20点の国宝を含め、多数の埋蔵品が発掘された場所です。

いつかゆっくりと参拝したいと思います。

稲荷神社の赤い鳥居が鮮やかです。

ここでは新郎新婦が写真撮影をする姿をよくみかけます。

一番社である「七福神社」です。

七福神がおまつりされていて、それぞれのご利益がいただけると、参拝者がたえません。

今回は「民家村自然広苑」が目的で取材したので、奥の宮を通り過ぎるだけになりました。

八社めぐりの最初の鳥居を出ると、宮地嶽神社の本殿が見えます。

葺き替えられて間もない黄金の屋根が、神々しくかがやいていました。

宮地嶽神社に参拝する人はたくさんいます。

しかし、さらにその先に歴史的価値のある史跡や、美しい花々、また動物が飼育されていることを知らない人がいるかも知れません。

ここでは山や木のみどりに、そして空の青さに気持ちがいやされます。

暑い夏がやってきますが、木陰で自然の風に吹かれるのも気持ちの良いものです。

宮地嶽神社に参拝のおりには、すこし足をのばしてみてはいかがでしょうか。

◆民家村自然広苑について

所在地/〒811ー3309 福岡県福津市宮司元町7ー1
   (宮地嶽神社内)
電 話/0940ー52ー0016
開苑時間/9時~17時
<アクセス>
*JR福間駅みやじ口より徒歩25分
*西鉄バスJR福間駅みやじ口(1ー1系統)乗車・宮地嶽神社前バス停下車

地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

宗像市、福津市のあらゆる情報や魅力を余すところなく紹介、発信するライターとして活動して参ります。

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