福間海浜公園から福間海岸にむかって歩くと、海水浴場入り口にパン屋さんがあります。

「海のパン屋　バム」です。

小さいけれど存在感があり、福間海岸に来る人をむかえているようです。

「あんぱん」がおいしいと評判のパン屋さんで、あんこ好きは素通りできません。

先客が出てくるのを待って、店内に入りました。

◇「海のパン屋　バム」の店舗外観

「海のパン屋」の横にえがかれたイラストがかわいい『バム』の看板です。

青い空に浮き上がるような白い店舗は、お菓子の家のように見えます。

シャワースペースがあるのは、海水浴客への配慮でしょう。

◇「海のパン屋　バム」の店内

店内は一人ずつ、パンを選んで買ったら交代といった感じです。

次のお客が先客の出てくるのを待ってくれているのは、心あたたまる風景に見えました。

入り口の左手にレジがあり店主の山崎（やまさき）さんが、販売するパンの説明をしてくれるコーナーでもあります。

山崎さんは元和菓子職人で特に「あん」作りは、ていねいに時間をかけて仕上げるそうです。

誰もがおいしく食べられる甘さをおさえたあん作りにこだわっています。

開店したばかりの時間帯で、まだ商品が並べられていないところに来たようです。

一つずつていねいに包装して陳列するため、焼き立てのパンは袋をしめずに厨房からもってきてくれます。

◇パンを購入

＊人気の「あんぱん」はもちろん購入

＊こだわりカスタードの入った「クリームパン」

＊焼きあがったばかりの「カレーパン」

＊同じくあんの入ったメロンパン「メロンアンナ」ちゃんも

4種類のパンを2個ずついただきました。

メロンアンナちゃん（230円）

焼きたてだったので、帰った時は少し変形していましたが、カットしてみると中はあんこたっぷりでおいしそうです。

メロンパンもあんぱんも好物なので、申し分なしの組み合わせだと思います。

メロンパンのクッキー生地には黒ごまがたっぷり乗っていて、ほどよい甘さのあんこと相性抜群です。

ネーミングもアンパンマンに出てきそうで、かわいらしく、とても気に入りました。

カレーパン（180円）

カレーパンはよくあるフライタイプではなく、焼きカレーパンになっていて、食べやすくカロリーも気にならずに食べられます。

ほんのり甘さを感じるパン生地に、コクがあってうま味の強いカレーあんが包まれたカレ―パンです。

辛めのカレーパンもあるようですが、あとからピリッと辛さを感じるくらいのこの味が私にはおいしく感じました。

言うまでもなく、こだわりの「あんぱん」は評判通りのおいしさで、クリームパンもコクがあり甘さ控えめのカスタードクリームが、また食べたい！と思わせます。

◇ソフトクリーム

外に「ソフトクリーム（350円）」の、のぼりが出ています。

かなり歩いて汗もかいたので、入店前からオーダーを決めていました。

このソフトクリームは生乳を使ったもので、特に味にこだわって販売しているそうです。

注文すると、裏メニューでカップにあんこをいれることができると、店主の山崎さんはニッコリ笑いながら教えてくれます。

迷うことなくお願いしました。

カップのソフトクリーム「あんこ入りで！」とたのむとプラス100円で食べられます。

「海のパン屋　バム」は福間海岸観光情報ステーション「ビーチハウス」の向かい側にあります。

元和菓子職人だった店主が、丹精こめて作った「あん」を使って、アイデア豊富なメニューで来る人を喜ばせています。

その味は優しい人柄の店主と同じく、食べるとなぜか、ホッと気持ちをなごませてくれるのです。

福間海岸で小さな海のパン屋さんを見つけたら、一度のぞいてみてはいかがでしょう。