9月下旬というのに日中は気温がたかく、歩くと汗ばむほどです。
以前紹介した釣川桜づつみの「桜公園」につづいて今回は「田久桜公園」に、やはり夕暮れ散歩に出かけました。
さすがに夕方になると気温も下がり、ようやく秋の気配を感じます。
農道を歩くと両サイドに広がる田や畑の景色が秋色に変化して、その美しさにいやされます。

◇赤間駅から農道を歩く

「田久桜公園」には、赤間駅から赤間宿方面につづく舗装された広い農道を歩いて行けます。
釣川とJRの線路の間には、稲刈りのすんだ田や収穫をまつ田が、美しい光景を作っています。
また枝豆の栽培もさかんで、濃いみどり色は、稲とのコントラストが鮮やかです。
彼岸花もあちこちに花を咲かせて、田園風景をいろどっていました。

農道からは「田久桜公園」に向かう橋がかかっていて、わたるとウォーキングロードにつながります。

橋の手前、車道側には「古紙のみの無料回収ボックス」が設置されていて、車をとめて古紙を廃棄する人の姿が見られます。

◇釣川桜づつみ「田久桜公園」

赤間駅から歩いて15分ほどで「田久桜公園」に到着です。

公園広場中央には大きな時計台があり、あそびに夢中になる子どもたちも、時刻が確認できて安心です。

青々とした芝生が広がるさきにみえるのは、大型の遊具です。
その手前におおきな藤棚があり、ベンチが置かれています。
ここなら昼間でも日差しをさけながら、あそぶ子どもの様子を見守れますね。

遊具

「田久桜公園」には大型の船形遊具が１台設置されています。
多種多様なあそびがこの１台で楽しめるので、子どもたちも満足してくれるのではないでしょうか。

駐車場・トイレあり

ここは駐車場や公衆トイレもあり、遠方から車できても安心です。

自転車置き場

公園わきになにやら風情ある石の標識をみつけました。
近づいてみると、ひらがなで「じてんしゃおきば」と書いてあります。
子どもたちが自転車で来たら、ここにおくのでしょう。

◇説明版の設置

釣川桜つづみモデル事業についての説明版です。
読んでみると、釣川の対策事業として桜つづみが整備されたことがわかります。
いまでは300本もの桜の木が、私たち市民にいやしを与えてくれる場になりました。

宗像でみられる野鳥の説明版もあります。

いろいろな鳥を見かけるとは思っていましたが、こんなにたくさんの種類がいるとは知りませんでした。
「桜公園」は魚の種類の説明版がありましたが、これらを見ると自然についての学習や、認識を高められて有意義な時間がすごせそうです。

「田久桜公園」は大型遊具があり、駐車場やトイレも設置されているので、遠方から来ても安心です。
春になると満開の桜を見ながら、お弁当を食べるのもいいかもしれません。

◇帰路はウォーキングロードで赤間駅方面へ

帰りも来たときと同じく、赤間駅まで15分ほど歩きます。
涼しくなった河畔を夕焼けに向かって散策するのは、とても気持ちがいいものです。
ここではウォーキングやジョギング、犬の散歩をする人の姿がみかけられます。

川に向かって右方向は、赤間宿方面のウォーキングロードです。
数分歩けば唐津街道・赤間宿通りにつきます。

釣川風景

「田久桜公園」のちかくにある釣川にもうけられた堰（せき）が、風情をかもし出しています。
ここでも真っ赤な彼岸花がいろどりをそえて、秋らしい釣川の風景です。

河畔に点在するオブジェですが、ここで見た「のぞみ」と題されたそれは、夕暮れ時にはなぜか郷愁をさそいます。
川を見ながらなにをのぞんでいるのか、聞いてみたい気がしました。

釣川の自然

釣川にはたくさん魚がいて、鳥たちも集まります。
日暮れになり、ねぐらに急いでいるのか、１羽のカモが泳いでいました。

草地に彼岸花が紅白で咲いています。
これからが花の盛りとなり、田畑や河畔でたくさんみられることでしょう。

◇赤間大橋まで

「秋の日はつるべ落とし」のことわざ通り、日暮れが本当に早くなりました。

赤間大橋がみえてきたので、散歩もそろそろ終盤です。

赤間大橋近くにある「ジョイフィールド　イチゴー　ムナカタ」というフットサルコートで、子どもたちの元気な声が聞こえていました。
ナイター設備完備のようですね。

「赤間大橋」まできたので、道路のつき当たりにみえる赤間駅までは、徒歩3分ほどです。
ウォーキングロードを歩いていると、秋の虫の声が大きくひびいていました。
まちがいなく秋はもうやってきています。

自然を身近で感じられる環境が、ととのっている宗像市です。
さらに散策を楽しめる場所をみつけて、心とからだの栄養にしてゆきたいと思います。