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【宗像市】「大島ビーチクリーン」世界遺産周辺の環境守る取り組みに参加!大島で海岸清掃を体験しました♬

kekko地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

2023年11月25日(土)、宗像市大島(宗像大社沖津宮遙拝所下の海岸)において、いい遺産の日・世界遺産一斉清掃企画「大島ビーチクリーン」が実施されました。
これは「いい遺産の日(11月13日)」の取り組みとして、宗像市が全国の世界遺産に呼びかけ、全国12遺産(19団体)で実施する清掃活動です。
今回この活動に参加し、海岸清掃「大島ビーチクリーン」を体験取材しました。

◇神湊港から大島へ

当日は冬空を思わせる雲の多い天候で、防寒対策をしっかりと心がけ集合場所、神湊渡船ターミナルへ向かいました。

ターミナルには9時35分集合予定でしたが、到着した9時にはもう大勢の人が集まっています。

受付をすませて、主催者から軍手とAグループの参加証を渡されました。

9時50分出航の大島行きフェリー「しおかぜ」で15分間の船旅です。

船内風景(デッキ席)
船内風景(デッキ席)

船内風景(船内客席)
船内風景(船内客席)

大島港渡船ターミナルに到着、下船します。

◇宗像大社中津宮から沖津宮遙拝所へ

渡船ターミナルから少しはなれた場所に全員集合して開会行事が行われ、その後グループごとに移動します。

「湍津姫神(たぎつひめのかみ)」をおまつりする宗像大社中津宮まで歩き、少しの間見学できました。
中津宮に詣でるのは初めてだったので、楽しみにしていた時間です。

御神木を背にして、担当者から遙拝所へ移動するまでの説明をうけ、しばし解散。
拝殿で参拝をすませ、延命招福の霊泉「天の真名井(あまのまない)」まで足をのばします。

今回このような貴重な機会をいただいたことに感謝しながら、見学をおえ海岸清掃の現場となる「沖津宮遙拝所」へ移動です。

曇りがちだった空はすっかり晴れわたり、自然をたのしみながら目的地に向かいます。
両親と楽しそうに話しながら歩くお嬢さんの姿が印象的です。
会社から家族での参加もOKという募集に、娘を連れてきたという参加者は、楽しみながら日ごろの運動不足解消ができていると話してくれました。

道路の案内表示板に従って、ドンドン先に進みます。

ようやく「沖津宮遙拝所」が見えてきました。
心配していた天候もすっかり快晴となり、はるか「沖ノ島」を拝むことができ、テンションが上がります。

◇遙拝所下海岸一斉清掃

宗像大社沖津宮遙拝所下の海岸の一斉清掃開始です。

それぞれにごみの回収袋を受け取り、分別もしながら清掃活動をしていきます。

波打ち際は大小の石で足場が不安定なので、バランスをとりながら先へ進み、ごみを集めます。

海外からの留学生という女性のグループも熱心に活動されていました。

二人がかりで運ぶような大型ごみもあり、皆さん苦戦しているようです。

一時間ほどの清掃活動でしたが、あっという間に時間は過ぎていきます。
取材をしながら集めたごみは大量とはいえませんが、カッターナイフやガラスの破片など、危険なものも落ちていて回収の大切さを実感しました。

清掃活動によって集められたゴミです。
清掃活動によって集められたゴミです。

海岸清掃の終了が告げられ、遙拝所前に全員集合します。

ここで閉会行事が行われ、記念撮影をすませて、いったん解散です。
本当に皆さん、お疲れ様でした!

◇大島コミュニティセンターへ

沖津宮遙拝所へ向かう途中、通り過ぎた「大島コミュニティセンター」へもどります。

ここまでくるとすっかり体があたたまり汗ばむほどで、防寒対策してきたことを少し後悔します。

センター内では「くちなしご飯&あかもくスープ」の心のこもった昼食が準備されていて、とてもおいしくいただきました。
ここで1時間ほどの休憩をとり、大島交流館に向かいます。

◇大島交流館見学

大島交流館で館内見学をし、その後近隣の観光もできました。

大島交流館では巨大3面スクリーンで、大島にすむ人々の沖ノ島への思いなどがつづられた映像をみて、パネル展示で大島の歴史や文化が学べます。
受付のスタッフからも親切ていねいな説明をしてもらい、文字通り素敵な交流の場となりました。

◆大島交流館
公式Instagram
大島に関する情報が発信されていますのでご確認ください。

大島交流館から海に向かって少し行くと「夢の小夜島(さよしま)」があり、緑の松におおわれた小さな島のまえに朱色の鳥居がはえて、とても美しい光景です。
干潮時だったので鳥居の近くまで歩いていけてラッキーでした。

◇「大島ビーチクリーン」をおえて

全ての行程を終えてここで解散です。
15時05分出航のフェリー乗船のため、大島渡船ターミナルへ向かいます。

フェリー出航の際は島民の方たちから大きく手を振っていただき、参加者も負けずに手を振り返しました。
宗像大社中津宮の鳥居がだんだん小さくなるのを見て、何となくなごりおしい気持ちがします。

フェリーに乗る直前に、島の方たちから「大島特産の塩とあかもく」のお土産をいただきました。
神守る島・大島で過ごした貴重な時間を思い返し、あらためて感謝がわいてきます。

地元の方をはじめ企業や大学・ボランティアなど、多くの人たちが参加して実施された「大島ビーチクリーン」の体験取材を無事終え、充実した気持ちを味わっています。
世界遺産周辺は言うまでもなく、海の環境や風景も我々の手で守っていく必要があると知り、その大切さを学ぶよい機会となりました。
今後もこのような活動が周知され、たくさんの人が参加、継続していくことを願うばかりです。

取材に当たってご協力いただきました各位に感謝いたします。

◆いい遺産の日「世界遺産一斉清掃企画」
「大島ビーチクリーン」について

実施日/2023年11月25日
実施場所/宗像市大島(宗像大社中津宮遙拝所下の海岸)
主催/「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群保存活用協議会(福岡県・宗像市・福津市・宗像大社)







地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

宗像市、福津市のあらゆる情報や魅力を余すところなく紹介、発信するライターとして活動して参ります。

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