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【宗像市】新年は氏神様に初もうで♬県道沿いの鳥居の奥に鎮座する「摩利支神社」で心安らぐひと時を!

kekko地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

宗像市東郷の県道97号線沿い、市役所や警察署にほど近く、車の往来の多い県道から少し奥まったところに「摩利支(まりし)神社」は鎮座します。
市街地にあって、ひときわ静かでおだやかな空気のただようこの神社は、東郷地区の氏神様として地域の人たちに親しまれるところです。
また、四季折々に美しいいろどりを見せる境内の木々は、くる人に心安らぐひとときを与えてくれます。
まもなく迎える新年には、大勢の人たちが初もうでにおとずれることでしょう。

◇「摩利支神社」県道沿い一の鳥居から参道へ

道路からすこし奥まって立つ鳥居は、うっかりすると見のがしてしまうかもしれません。
県道97号線「宗像警察署入り口」の交差点近くでは、神社のぼりが目印になるでしょう。

一の鳥居、むかって左側には「摩利支神社」の社号標があります。
ここは古事記のなかで、神々で最初に登場する神とされる「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」がまつられている神社です。
また古代インドに由来する仏教の守護神である摩利支天がまつられ、神社の名前になっているとのこと。

右側には「勝運之神」とかかれた石標柱に、商売繁盛・学業成就の文字がみられます。
ここへは必勝祈願におとずれる人が多いようです。

社殿に向かって参道をすすみ、二の鳥居をくぐります。

◇「摩利支神社」参拝

参道わきに赤や黄や青といった色鮮やかな神社のぼりがならんでいて、はなやいだ雰囲気です。
拝殿前には神社では珍しく、長い「御祓線香(1本50円)」が置かれていて、香炉にたててから参拝します。

拝殿左側の少しはなれたところに、お守りやお札が受けられる授与所があり、外におみくじの台も置いてあります。
授与所は社務所もかねているらしく、中にご神職がおられたので、写真撮影の許可をいただくため声をかけました。
するとやさしい口調で、拝殿横の入り口から中にはいって見学・写真撮影してもいいですよ、との言葉をいただき内拝殿(ないはいでん)にあがらせていただいたのです。

*内拝殿見学

広々として明るい内拝殿は、すがすがしい空気に満ちた神聖な場所です。

内拝殿より参道をみるという貴重な体験も。
内拝殿より参道をみるという貴重な体験も。

神前に博多人形師 鶴田加奈子さんが奉納されたという「摩利支天」もあり、しっかりと拝見しました。

◇「摩利支神社」境内

摩利支神社本殿の右側に、三社の境内社が鎮座します。

中央に・恵比須神社
右に・保食(うけもち)神社
左に比較的新しい・富士白玉稲荷神社

です。
こちらの境内社に参拝される人の姿も見かけました。

時期になると美しい藤の花をさかせる「藤棚」は、地域の人たちに守られながら大きく育っているようです。
摩利支神社の境内は、桜の木や藤棚それにみごとな大銀杏が、季節ごとに参拝者をいろどりや香りで楽しませてくれます。

この辺りをたずねると、不思議と立ち寄り手を合わせていきたくなる、心安らぐ場所です。
東郷地区の氏神様である「摩利支神社」は、神職をはじめ地域の方々に守られながら、地域を守るすてきな神社だと実感しました。
そろそろ新年を迎える準備も忙しくなるころですが、初詣ではゆっくり地元の神社へ出かけてみるのはいかがでしょうか。

◆「摩利支神社」について
所在地/〒811ー3436 宗像市東郷1丁目6―16
電 話/0940-36-5064
公式ホームページ
※詳しい情報については神社にてご確認ください。









地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

宗像市、福津市のあらゆる情報や魅力を余すところなく紹介、発信するライターとして活動して参ります。

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