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【宗像市】春を感じる参詣道散策の道案内♬大鳥居から歩いて10分で八所宮の参道入り口へ♪

kekko地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

今回、吉武地区を走るコミュニティバスに乗って、八所宮まで行ってみることにしました。
バスを降りるとすぐそばに、参詣道(さんけいみち)大鳥居が見えています。
どれほど距離があるのかわからないまま、あたたかい日ざしの中を八所宮目指して歩きます。
のどかな田舎道を、あちこちで咲きほこる梅の花にいやされながら、散策するのは最高です。

◇主要道路から参詣道へ

宗像市内を走るふれあいバス・コミュニティバスを利用すれば、一般(中学生以上)は基本的に乗車ごとに200円の運賃で移動できます。
今回は「サンリブバス停」でコミュニティバス(吉武地区)に乗車して、県道75号線~県道29号線を走り、宗像市吉留の「吉武地区コミュニティ・センター」駐車場で下車しました。
乗車時間は20分ほどで、おりれば参詣道入り口の大鳥居はすぐそばです。
車の場合は県道29号線から武丸交差点を左折して、県道287号線を走れば八所宮の参道入り口なので分かりやすいでしょう。

大鳥居から道路を渡ったところに、美しい朱塗りの欄干(らんかん)が見えたので行ってみました。

橋は「御幸橋(みゆきばし)」で、下を流れるのは「釣川」です。

八所宮では例年10月に秋季大祭「御神幸祭(ごじんこうさい)・古式大名行列」がおこなわれます。
これは市の無形民俗文化財に指定されているもので、古い伝統と歴史を有します。
御神幸祭では御神幸行列と大名行列がこの橋を渡り、釣川で「お汐井取り」という神事を行う大切な場所です。

◇参詣道を歩く

大鳥居をくぐって、八所宮に向かいます。
左手には、清酒「亀の尾」で知られる創業300年以上の歴史ある酒蔵「伊豆本店」の煙突が、目印のようにそびえたっています。

周辺はポツンポツンと民家があり、畑には野菜や果樹が栽培されています。
途中、見事なしだれ梅に出会いました。

その後ろには、これもまた見事に満開の白梅です。
早春ならではの美しい風景は、陽春にみる桜とはまた違ったおもむきがあって、気持ちを明るくしてくれます。

梅の古木に咲く花は、どこか風情があって観賞にあたいします。

ここで道が分かれていて立ち止まったものの、古い木の看板に「八所宮」の文字もあり、主要道路をそのまま進むことにしました。
この時は、先で工事があるのか、車は通行止めでした。

*道のいろどり

野生の「南天」がそろそろ見ごろ終盤の赤い実をつけて、がけにいろどりを添えています。
「万両」も所々で見かけましたが、野生化した南天が茂っているのにひかれました。

あちこちでタンポポがきれいに咲いています。
珍しくもありませんが、春を告げようと一生懸命に咲いているようで、小さな花にも感謝の念がわいてくるのをおぼえました。

*安康の松*

二十代天皇の安康天皇にまつわる松の木があった場所のようです。
相生の松ともいわれた2本の「安康の松」は、1本だけ最近までこの地に存在し、県の文化財に指定されていたそうです。
昭和31年に枯れて、今は「安康の松跡」だけが残されています。

*八所宮到着

「安康の松跡」から歩いて程なく鳥居が見えてきました。

通行止めの原因だったらしい工事中の橋をすぎて、八所宮の参道入り口につきました。
ここまで寄り道をしなければ、10分ほどの道のりです。
早春の日差しの中、ゆっくりと散策を楽しんで、この先は歴史ある神社に参拝します。


晴れたあたたかい日に、八所宮までの、のどかな田舎道を歩いてみてはいかがでしょうか?

※八所宮までの参詣道に関しまして、問い合わせできる場所はありませんのでご了承ください。











地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

宗像市、福津市のあらゆる情報や魅力を余すところなく紹介、発信するライターとして活動して参ります。

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