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【宗像市】3月3日は『ひな祭り』旧家に伝わる「ひな人形とお道具」の数々拝見!うっとりするばかりです♬

kekko地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

宗像市の赤間宿で開催される「勝屋酒造酒蔵開き」では、代々大切に受け継がれる「ひな人形飾り」の展示が毎年恒例になっています。
今年2月24日・25日開催の酒蔵開きでも、豪華でうつくしいひな人形やお道具の数々が展示され、多くの人を魅了しました。
3月3日は「ひな祭り(桃の節句)」ということもあり、拝見したおひな様やお道具を紹介します。

◇恒例の「ひな人形飾り」展示

この時期おおぜいの人が楽しみにしている「勝屋酒造酒蔵開き」ですが、奥座敷で毎年展示される「ひな人形飾り」の展示も見逃すことはできません。
代々大切に受け継がれてきたひな人形やお道具の数々を、じっくりと観賞できるチャンスです。

土間から一段高くなった部屋は、古民家の風情ある空間で、一対の内裏雛(だいりびな)・つりびな・椿の花などが飾られています。

正面奥座敷には、あでやかな「ひな壇」が見えています。

年代別のひな人形やひな道具を一堂に集めて展示されている様子は、まさに圧巻と言えるでしょう。

子どものすこやかな成長を願い人形を飾るのが「ひな祭り」ですが、この時期になると縁起がいいとされる植物“桃”が花を咲かせることから3月3日を「桃の節句」とも言います。
また、ひな人形の「ひな」の語源は、平安時代の宮中で女の子がしていた人形遊び「ひいな遊び」からとの説も。

3月3日にひな人形を飾ってお祝いするようになったのは江戸時代後期だそうです。

いずれにしても「ひな祭り」は、日本に伝わるみやびな風習であることには違いありません。

◇年代別のおひな様

「大正元年雛」です。
年代を感じさせない美しい姿に、大切に受け継がれてきたことがよくわかります。

「昭和二年雛」です。
段の下にならべられた「這子(ほうこ)人形」がかわいらしく印象的でした。
平安時代から飾られていたという歴史のある這子人形は、乳幼児の健康を祈願して手作りされていたそうで、子どもを想う気持ちを感じます。

「昭和二十九年雛」です。
床の間を埋めるように飾られた豪華なひな人形は、観るひとを圧倒するような、かんろくがあります。

こちらは比較的新しい「昭和五十七年雛」です。
順番に拝見していくと、少しずつおひな様のお顔に、年代が出ているようにも思われます。

◇ひな飾り・ひな道具のいろいろ

段飾りのおひな様以外にも、かわいらしい内裏雛や、たくさんのお道具をみることができました。

さりげなく置かれた「うさぎびな」や「紙びな」も、すてきなインテリアになっています。

古い時代のひな道具なのでしょうか?

色とりどりに広げられた、ひな人形にまつわる小物やミニチュアの食器などが、どれもかわいらしくて時間をわすれて見入ってしまいました。

現代は住宅事情もあり、人形を飾るスペースや収納場所の確保がむずかしく、段飾りのひな人形を家庭で見ることは少なくなっています。
今回のように旧家で代々大切に受け継がれてきたひな人形が、一堂に会して展示されているのを拝見できたのは、貴重な経験になりました。
また次の機会に出会えることを楽しみにしたいと思います。

※今回は勝屋酒造のご厚意により、酒蔵開きにおいて取材させていただきました。
感謝いたします。
<勝屋酒造>
所在地/〒811―4146 宗像市赤間4丁目1-10







地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

宗像市、福津市のあらゆる情報や魅力を余すところなく紹介、発信するライターとして活動して参ります。

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