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船釣りを始めてみようと思うひと必見!! 乗船方法やトイレ事情など釣り船初心者が気になるアレコレ

健啖隊ブラックバスを釣って食う の草分け系YouTuber

魚釣りが趣味の人でも乗ったことが無い人に取っては釣り船に乗っての船釣りは何かと分からないことが多い上に敷居が高そうな雰囲気もありますよね。でも、実は釣り船に乗っての船釣りは岸からの釣りとは全然違う楽しさがあるんですよ。今回は「これから船釣りを初めてみようかなぁ」などと思っている釣り船初心者の方に役に立つ素朴な疑問やつり船事情を疑問に答える形で紹介してみようと思います。

最初に結論を言ってしまうと、釣り船に乗っての船釣りは簡単です。釣り船が指定している時間(早朝が多い)に指定された場所(港または釣り船屋さんの待合所など)に行けばそれでOKです。

釣り道具とかは?

何も持って行かなくても釣り船屋さんで全てレンタル出来ます。釣具から雨具や長靴、救命胴衣まで全て貸してくれる釣り船屋さんは多いです。勿論レンタル代は取られますけどね。強いて言えば自前で持っていく必要がある物は釣れた魚を入れて持ち帰るクーラーボックスですね。これを貸してくれる釣り船屋さんは少ないと思います。クーラーボックスに入れる保冷剤の氷は釣り船屋さんでくれますので心配しなくて大丈夫。

予約とかは必要?

基本的に予約はしておいたほうが良いです。但し、予約なしで直接集合場所に行っても船の釣座が空いていれば乗せてくれる釣り船屋さんも多いです。今どきの釣り船屋さんはインターネットにHPを持っています。そこから予約できる場合が多いです。しかし、初めて乗る釣り船の場合には電話での予約をお勧めします。釣り船屋さんのHPには予約の電話番号も載っていますので、そこに電話して予約のついでに初心者である事を伝えて、釣果の近況とかレンタル品は何が有るのかとか駐車場の状況とか釣り餌や仕掛けの事とか必ず持参する物などとかいろいろ聞いてみるのが良いです。

デメリットは?

やはり一番の難点は料金でしょうか。乗船料金はそれなりに掛かります。釣る魚や釣りをする時間にもよりますがだいたい1日の釣りで乗船料だけで1万円前後は掛かります。1日の釣りとは出船してから帰って来るまでの時間が7時間の釣りです。この1日7時間と言うのはたいていのつり船で統一されているようです。釣り船屋さんによっては約半分の4時間ほどで上がるハーフ船と言うのも有るようで、このような釣り船なら料金は割安になります。その他、女性割引や親子デーなどの割引を設定している事もありますので、これらを利用すれば少しは安く乗れますが、それにしても6〜7千円位は掛かるのが普通です。乗船料の他に交通費やレンタル費用なども掛かりますのでトータルでは1回の船釣り釣行で1万円を超えるのは覚悟しなければなりません。

集合時間が早朝のかなり早い時間なのも難点です。大抵の釣り船は早朝の6〜7時頃に港を出船します。例え釣り船であっても船に乗る時は乗船者には乗船票を書かせるのが船の運行業者の義務と定められているので、この出船時間の少なくとも30分前には乗船票を書いて受付を済ませなくてはなりません。6時前に目的のつり船屋さんに行くのはマイカー利用が一番ですが、マイカーが無い場合には公共の交通機関を利用となりましょうが時間的にやや厳しい場合が多いですね。釣り船屋さんによっては最寄り駅まで迎えに来てくれる場合もありますので予約時に聞いてみると良いでしょう。

メリットは?

とにかく色々な種類の魚が釣れると言う事です。勿論、ひとつの釣り船に乗って色々な魚が釣れると言う意味ではありませんよ。魚それぞれ釣り方が違うし生息する海域も異なります。釣り船は目的の魚ごとにそれぞれ別々に出船します。そんな中で時たま数種類の魚を狙う釣り船もあります。◯◯五目などと名前の付いた釣り船がそれです。例えばウイリー五目とかアジ五目などはアジ、サバ、イサキ、イナダなど同じ海域で同じ餌や仕掛けで釣れる魚数種類をターゲットにします。初心者は最初はこのような釣り船に乗ると何かの釣果に恵まれる事が多くなります。逆に最初から難しい魚(例えばマダイやタチウオやイカなど)を狙う釣り船に乗ってしまうと結局なにも釣れずに終わってしまい船釣りが嫌いになってしまうかも知れません。どんな物でもそれが好きになるか嫌いになるかは最初が肝心です。そんな意味からも船釣り初心者が最初に乗るなら五目船を強くお勧めします。

船内事情は?

乗ってみないと分からないのが釣り船の船内事情です。でもこれ結構気になりますよね。乗ってから初めて知って愕然、なんて事もあるかも知れませんので、そうならないように、良い事も悪い事もお知らせします。まず、釣り船に食堂はありません。食事も提供されません。お弁当を持参しましょう。但し、最近の釣り船はお湯のサービスと電子レンジ装備で温めが出来る釣り船も増えているようです。この辺りの事情も予約時に確認しておくと良いでしょう。

たいていの釣り船にはトイレは個室タイプが装備されていますが男女兼用の個室が1つだけと言う船が多いようです。勿論、最新の釣り船には男女別の個室トイレが装備された釣り船もあるようですがまだまだ少数派です。個室1箇所の他に男性の小専用の便器が船首と船尾に1箇所づつ有る釣り船も多いです。それにしてもトイレ事情は良くないですね。今後の釣り船業界の努力が望まれるところです。

船酔いで気分が悪くなった時などに波風を避けて休息できる船室が装備されている釣り船は多いですが、全ての釣り船に船室がある訳ではありません。船室の有無は釣り船の大きさによって決まるようです。定員40名前後のやや大型の釣り船の場合にはたいてい船室は装備されていますが、より小型の釣り船の場合、船室と言えるような部屋として囲まれたスペースが無い場合も多いです。船室が装備されている釣り船でも船室は共同使用の大部屋が1室です。個室ではありませんので一人で自由に使うことは出来ません。

雨の日や風が強い日などは雨具を着ていてもずぶ濡れになる事はあります。特に寒い季節には防寒には十分注意したいです。寒いからと言っても防寒具は釣り船には装備されていません。釣座に暖房がある訳でもありません。逆に暑い季節では熱中症や日射病対策は必須です。勿論、釣座は冷房されていませんし、船内で飲み物の販売も無い事がほとんどです。夏場の船釣りは飲料水を最低2リットルは持参しましょう。

釣り船屋さんによっては釣りが終わって釣り船から降りた後にシャワーが使えるお店も有るようですので、この辺りの事情も乗船前に聞いておくと良いでしょう。

釣り船での釣り方は?

これも結論から言ってしまえば心配する必要はありません。勿論、自分が乗ろうとしている釣り船が狙う魚の釣り方を事前にネットなどで調べておく事は出来ますよね。でも、釣り船では釣り船それぞれの釣り方を勧めている事が多いです。何故なら、毎日釣りに出て同じ場所で同じ魚を釣らせている釣り船の船頭さんがその釣場の事は一番良く分かっているからです。ですから乗船前に釣り船屋さんのスタッフさんに初心者である事を告げて釣り方を教わりましょう。そうすれば船頭さんが出船前に手取り足取り教えてくれます。その為にも釣り船屋さんへは少し早めに到着した方が良いです。釣りの最中でも分からない事があれば隣の釣人に聞いてみましょう。親切に教えてくれる人は多いものです。その為にも釣り船に乗ったら乗船者との挨拶は必須です。釣人は友達、乗船者はみな家族の気持ちで笑顔で仲良くすれば楽しい船釣りの1日が過ごせます。

その他釣り船での注意点は?

楽しく船釣りをする為に大切な事は他の乗船者との良い関係を築く事です。ところが釣りをしているとトラブルもあります。どんなトラブルかと言いますと、自分の仕掛けが他の釣人の仕掛けと絡み合ってしまう、通称オマツリと言う状態です。乗船者の混雑具合、釣りをする水深、風や潮の流れの関係でオマツリがかなり多い日と言うのもあります。本来、船釣りにはオマツリは付き物です。船釣りではオマツリは普通の事なのです。しかし、船釣りを初めて間もない経験の浅い釣り人ほどオマツリが発生するとカリカリピリピリしてしまうものです。オマツリをした時こそ平常心が大切です。釣り船によっては船頭さんの他に釣人の面倒を見てくれる中乗さん(なかのりさん)や上乗さん(うわのりさん)と言うスタッフさんが乗っている釣り船も多いです。オマツリが発生した時にはスタッフさん呼んで対処してもらいましょう。高いお金を払って乗船しているのですからその位の事をお願いしても悪い事はありません。オマツリをした時の注意点は、やたらと釣り糸を切らない事です。特に道糸はどんなに絡まってしまっても切ってはいけません。最悪の場合に切って良いのは仕掛けだけです。オマツリで仕掛けを失う事は多々あります。そのような時の為にも仕掛けの予備は少し多めに持参する方が良いでしょう。釣り船の船内でも替えの仕掛けは販売している事も多いですので事前に聞いておくと良いでしょう。

釣りに使う餌は持参しなければならない場合と、釣り船屋さんから無料で支給される場合、有料で購入できる場合など数種類あります。予約時に確認しておきましょう。支給される場合には餌が無くなったら船頭さんなりスタッフさんなりに申告すれば新たに支給してもらえます。

釣れた魚の名前が分からない場合には船頭さんやスタッフさんに聞けば教えてもらえます。

釣った魚は基本的にお持ち帰りですが、沢山釣れ過ぎた時は釣り船屋さんで引き取ってくれる場合も多いです。同乗の釣人に差し上げると言う手もあります。

船釣りをこれから始めてみようと考えている方が気になりそうな釣り船のアレコレを書いてみました。

参考になれば幸いです。

最後までご覧頂きありがとうございます!!

ブラックバスを釣って食う の草分け系YouTuber

「身近な場所でアウトドア・レジャーを満喫」が健啖隊のメインテーマ。ここでは様々なアウトドアシーンで知っていると役に立つ知識や情報を紹介します。特に魚釣りと釣った魚の調理・山野草・キノコは得意分野です。健啖隊の動画チャンネルでは釣ったブラックバスを料理して食べる動画はギネス級にたくさん公開しています。紹介した料理の数も一般的なソテーやフライから刺身やクサヤ干物まで汎ゆる料理を網羅しています。一度、健啖隊の動画チャンネルをご覧になれば必ずやビックリすると思います。尚、ブラックバスをどう捌けば美味しく食べられるかの要点は健啖隊が実践して見出した方法がウィキペディアでも掲載される程に認知されています。

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