耳栓型じゃないのにノイキャン&完全ワイヤレス。「FreeBuds 3」の価格がこなれてきてオススメ
イヤホンは音の好みだけでなく、耳へのフィット感の好みも十人十色。近年は耳栓型のイヤーピースを耳に入れる密閉型(カナル型)が多く販売されていますが、密閉型特有の耳に詰める感覚が苦手、という方も居るのではないでしょうか。
左右を繋ぐケーブルが無い手軽さと外部音をかき消す快適さを両立した「ノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホン」のカテゴリも例に漏れず、有名どころのAppleのAirPods Pro、ソニーのWF-1000XM3など揃って密閉型が採用されています。
そんな密閉型だらけのイヤホン市場ですが、非密閉型でありながら「完全ワイヤレス」かつ「ノイズキャンセリング対応」という珍しい組み合わせの「FreeBuds 3」という製品が発売から一年以上経過したことで価格もこなれてきており、完全ワイヤレスの中では1万円以下というお手頃な実売価格でありながら密閉型が苦手な方でも外で手軽にノイズキャンセリングを体験できるオススメアイテムとなっています。
今回は以前ブログ記事にした際にメーカーからお借りした実機の写真を交えて、FreeBuds 3を紹介していきます。
FreeBuds 3はファーウェイから2019年11月29日に発売された完全ワイヤレスイヤホン。同社によると「オープンフィット型では世界初」となるアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。
製品の特徴を紹介した公式のプロモーションビデオは以下のとおり。
従来はノイズキャンセリングイヤホンと言えば耳栓タイプ、というのは当たり前でしたがFreeBuds 3はこの常識を覆した製品。密閉型と比べると軽快感や開放感に優れた開放型(インナーイヤー型)のイヤホンとなっており、物理的な耳栓機構に頼らないノイズキャンセリングイヤホンとなっているのが特徴です。
充電ケースは円形の可愛らしい形状で、光沢感のある質感。
充電はUSB type Cによる有線充電とQi規格のワイヤレス充電に対応。
イヤホン本体。円柱のシンプルなフォルムとなっています。
本体側面にはセンサーが搭載されており、ダブルタップで再生や停止の操作ができます。
Androidアプリからより細かい操作も可能で、側面のダブルタップに割り当てる操作のカスタマイズやノイズキャンセリングの効きを調整する事も可能。
開放型でもノイズキャンセリングを楽しみたい方に
スマートフォンと一緒に手軽に持ち出して煩わしいケーブル無しに音楽が聴ける完全ワイヤレスイヤホン、そして外の雑音を遮断して音楽に集中できるノイズキャンセリング。これら流行りの要素を兼ね備えられるのは以前は密閉型の特権でしたが、FreeBuds 3の登場でついに開放型にもこの世界が開けました。
実際使ってみると密閉型のような遮断的なノイズキャンセリングではなく、開放型特有の空気感を維持したまま外の音のボリュームを落とし、音楽の方のボリュームに集中できるように環境を整えるようなマイルドなノイズキャンセリング。
外部音を強力に遮音するのが目的であれば密閉型には劣るものの、開放型らしい軽快感を維持したまま外の音がすっと小さくなる感覚はFreeBuds 3特有の体験となっています。
FreeBuds 3は発売当初は約2万円で販売されていましたが、発売から一年以上経過した今、店によっては1万円を切る約半額の実売価格で購入可能。かなり手の出しやすい価格まで下がってきており、完全ワイヤレスイヤホンの中でもユニークな価値を兼ね備えた一品としておすすめです。