工房の窓から「いらっしゃい」と出迎えてくれたのは、自家焙煎珈琲「天使のはしご」を営む渡邊 智子さん。

2022年4月に工房をオープンさせましたが、実は以前はコーヒーが苦手だったそう。たまたま勤めた喫茶店でその美味しさに目覚め、それをきっかけにコーヒーの道を歩むことになったのがおよそ9年前。

そんな渡邊さんの影響を受けた息子さんもいつしか焙煎を手伝うように。今では頼もしい助っ人です。

お邪魔したときはちょうど焙煎の真っ最中。工房の中はコーヒーの芳醇な香りに包まれていました。

自家焙煎珈琲「天使のはしご」

閑静な住宅街の一角にある工房は、絵本の中から飛び出してきたかのような可愛らしい雰囲気。

営業日である金・土・日曜日には、コーヒー豆の販売とカフェをオープンしています。

工房のようす

小さな小屋は、知り合いの大工さん、外壁のモルタル造形はその奥さま、さらにそのお知り合いのタイル職人さん…などなど、沢山の人の手を借りて完成させたもの。

飾られた雑貨や道具なども贈り物や譲っていただいたものが並び、多くの人の愛情が詰まっています。

コーヒーの美味しい淹れ方を教える講師としても活動している渡邊さん。

他にも、ミネラル発酵ドリンク講座をはじめ、色々な方とコラボして心や身体に嬉しいワークショップを開催したり、イベント出店なども積極的に行っています。

コーヒー豆の量り売り

取り揃えているコーヒー豆は常時4〜5種類ほどですが、訪れたこの日は9種類もありました。

初めて聞く名前も多く、中にはコーヒーなのに”レモンティーのような香り”と謳われたものもあって、びっくり。

豆の量り売りは100グラムからで、オーダー焙煎も受け付けています。

ドリップパック販売

近隣のカフェやお店にも委託しているドリップパックも人気の商品。ちょっとした贈り物にも最適です。

これからの季節はクリスマスバージョンも登場。オリジナルデザインのオーダーも可能だそう。

カフェメニュー

カフェでは定番コーヒーはもちろん、珍しい特別メニューも味わうことができます。

ベトナム産コーヒーと豆腐ワッフル

限定メニューが気になりつつ…ベトナム産のコーヒーをいただくことに。一緒に豆腐ワッフルも注文しました。

浅煎りのコーヒーは、ふわりと広がるワインのような香りが特徴的。その繊細なフレーバーは、一口飲んだら忘れられない美味しさです。コーヒーに合う焼きたてワッフルはふわふわで空気のように軽い♪

二度にわたる闘病の経験から、素材選びにはこだわる渡邊さん。「身体に優しいものを美味しく食べて欲しい」そんな思いがこめられたワッフルはファンも多く、その最高齢はなんと97歳（！）。

お話をうかがっている間にもお客さんが訪れます。

誰とでも気さくにおしゃべり。笑顔が絶えず、朗らかで飾らない人柄も人気の秘訣のようです。

美味しいコーヒーを楽しみたい方は、ぜひお気軽に渡邊さんに相談してみてくださいね♪

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