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【藤沢市】密かに人気を集める、境内を鯉のぼりが泳ぐ神社。連休に訪れたい、文化に触れる湘南名所

ころんころライター(藤沢市)

【プライスレス藤沢】
~藤沢の魅力を再発見~

藤沢市内で見つけたプライスレスな情報シリーズ。24カ所目は、藤沢市打戻にある『宇都母知神社(うつもちじんじゃ)』です。

『宇都母知神社』は、2021/11/26掲載『富士見の丘』の記事の中で、一度ご紹介したことがありましたね(参考記事:【藤沢市】無料で楽しめる絶景スポット「富士見の丘」は、まさに今、富士山の眺望が圧巻!)。

端午の節句が近い今、鯉のぼりが見られると聞き、立ち寄ってみることに。白い大きな鳥居を抜け、ツツジが咲く参道を進みます。

すると、正面に鯉のぼりが見えてきましたよ。

近くまでくると、かなり大きな鯉のぼりだと気づきます。境内を横断するかたちで、ダイナミックに飾られていました。

時折吹く大きな風になびく鯉のぼりの姿は、眺めているだけで癒されますね...!

写真中央が「御本殿」
写真中央が「御本殿」

こちらの『宇都母知神社』は、相模の国十三社のひとつ。平安時代中期にはすでに存在していたと言われており、養蚕の神としても崇められています。

御祭神は以下の通り。

天照大御神(あまてらすおおみかみ)
日の神、皇室の祖神【国土平安、五穀豊穣、子孫繁栄、生命力上昇】
稚産霊神(わくむすびのかみ)
五穀、養蚕の神【五穀豊穣、農業守護、子孫繁栄、開運招福】
若日下部命(わかくさかべのみこと)
養蚕奨励、仁徳の高い女性第16代仁徳天皇皇女、第21代雄略天皇皇后【諸願成就、縁結び、恋愛成就、夫婦円満、人間関係良好】

(『宇都母知神社』公式ホームページより引用)

境内の正面に構える「御本殿」、その右側には「菅原神社」と「稲荷神社」が並びます。また「御本殿」の左側には「神輿殿」もありますよ。

そして「御本殿」を背にして振り返ると「参集殿(社務所)」が見えます。

「参集殿」と青空を泳ぐ鯉のぼり
「参集殿」と青空を泳ぐ鯉のぼり

こちらの「参集殿」の入り口にも、端午の節句を祝う兜が飾られています。宮司の御厨さんにお話をお聞きすると、見学はどなたでも可能とのこと。鯉のぼりや兜は、5月中旬頃まで飾る予定だそうですよ。

そして「参集殿」の向かい側には「郷土資料館」があります。

農業が盛んな藤沢北部の歴史を残すため、農耕具や民具等を保存・展示している「郷土資料館」。明治・大正・昭和時代の生活用品を見ることもできます。

「郷土資料館」
開館時間:9:00~16:00
休館日:毎週水曜日
※神職研修並びに外祭等出張時は閉館。事前にお電話にてご確認ください。
社務所:TEL/FAX 0466-48-9633
施設維持費(見学費)大人:300円、子供100円
※20名以上でご見学の場合は団体料金として、大人:240円、子供80円となります。

ゴールデンウィーク中の行事はないそうですが、5月22日(日)11時30分~「御神木祭・溜池祭」、6月26日(日)11時30分~「夏越の大祓式」を予定しています。「夏越の大祓式」では、無病息災や厄除け、家内安全を祈願する“茅の輪”を設置。御厨さんは「年々大祓式に参列される方が増えておりますよ」と話します。

日本の古き良き伝統文化と、藤沢北部の生活文化に触れられる『宇都母知神社』。天気の良い休日に、ぜひ家族で足を運んでみませんか?

基本情報
『宇都母知神社』
住所:藤沢市打戻2662
アクセス:小田急江ノ島線・相鉄いずみ野線・横浜市営地下鉄ブルーラインの「湘南台」駅、またはJR「辻堂」駅より神奈中バスをご利用ください。
電話:0466-48-9633
社務対応時間:午前8時~午後4時
公式 ホームページ(外部リンク)
※詳細は『宇都母知神社』の公式サイトをご確認ください。

取材協力 宇都母知神社 宮司 御厨浩和 様

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ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所近く。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※「毎週日曜の20時10分」に約1週間分の記事をまとめてお届けする「LINEでの配信」がスタートしました。ご登録いただくと藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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