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藤沢市民なら一度は食べたい。直売所でしか購入できない、樹齢100年の巨木に実る大きな梨

ころんころライター(藤沢市)

~藤沢の農家さんシリーズ第9弾~

藤沢市長後の緑豊かな住宅街に、果物を多く育てる農園『ふるうつらんど井上』があります。

場所は、小田急江ノ島線「長後駅」から徒歩13分ほど。

直売所の敷地内には、野菜の自販機も設置されています。

この日の店頭には、ナスやオクラ、冬瓜やシシトウなど、ちょっぴり秋を感じる旬の野菜が並んでいました。

こちらの棚には梨がいっぱい。その品種は7種以上ありましたよ。

なかでも神奈川県生まれの「菊水」や「かおり」は、スーパーでは見かけない希少な品種。代表の井上さんは「旬の短い梨ですが、お客様に少しでも長く楽しんでいただけるよう、収穫後は氷蔵庫で保管しています」と話します(梨の販売は、基本的に10月下旬ごろまで)。

山小屋風の直売所の中もみせていただきました。

野菜や果物はもちろんのこと…

手作りのジャムや梅肉エキス、栗のペーストなども販売(500円~1,500円ほど)。

野菜の粉末パウダーも売られていました(200円ほど)。お菓子作りなどに重宝しますね。

そして、直売所の裏にある果樹園もお邪魔しました。園内には、ブドウや柿など、たくさんの果物がなっています。

その中に、貫禄ある巨木が2本。

実は樹齢90年と100年を超える梨の木(新高と菊水)で、古木とは思えないほど青々とした葉をしげらせています。そして枝には大きな梨の実がいっぱい!

圧巻の梨の木を前にカメラを構えると、まるで神の木に実る神聖な果実にも見えてきて...。なんだかとても不思議な気持ちになりました。

農園を見学したあと、旬の梨を試食させていただきました。黄色いトレーに乗る一番大きな緑の梨「かおり」から時計回りに「幸水」「新星」「南水」「菊水」です。

「菊水」は、あの巨木に実っていた梨の実。サクサクとした軽やかな食感ながら、どこか上品な口当たり。甘みと酸味がはっきりとしており、たっぷりと含まれた果汁がのどを潤します。最高に美味しい...。

地域で育った旬のものをいただくということ。これ以上の幸せはありませんね。

今日ご紹介した果実や野菜のほか、四季を通してさまざまな収穫物が並ぶ『ふるうつらんど井上』。樹齢100年の木に実る梨の実を、ぜひ一度召し上がってみませんか?

基本情報
店名:ふるうつらんど井上
住所:藤沢市長後1512
アクセス:「長後駅」より徒歩15分
電話:0466-44-2510
駐車場:有り
※詳細は『ふるうつらんど井上』までお問合せください。

取材・撮影協力 ふるうつらんど井上 井上 様

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ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所近く。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※「毎週日曜の20時10分」に約1週間分の記事をまとめてお届けする「LINEでの配信」がスタートしました。ご登録いただくと藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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