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知らないうちに子どものやる気を下げていた!?気をつけたい親の行動を幼児教育講師が徹底解説

子育て勉強会TERU幼児教育講師/家庭教育アドバイザー

こんにちは!幼児教育講師のTERUです!

今回は『子どものやる気を引き出す方法』について幼児教育講師の目線からこれは効果高いと思うものを厳選してご紹介する【やる気を引き出すシリーズ第2弾】です!

第1弾に続いて、気をつけたい点についてさらに深堀りしていきたいと思います。

前回とても大事な本質のお話をしていますので、まだの方はぜひそちらからご覧ください。

〉〉子どものやる気を引き出すシリーズ①

▼動画で観たいという方はYouTubeでも配信していますのでこちらをご覧ください。

登録者10万人超のYouTube『子育て勉強会TERU ch』より
登録者10万人超のYouTube『子育て勉強会TERU ch』より

【知らないうちにやる気を下げている親の行動を減らす】

やる気を引き出したいのであれば、やる気を下げる親の言動を減らしていくことを意識するのも効果的です。

具体的に意識してほしいポイントを6つご紹介します。

①子どもがやりたいことを親が代わりにやってしまわない

例えばお子様が「自分でご飯をよそいたい!」と言ったとします。でも「まだあなたには早いわよ」と言ってやらせなかったとすると、その瞬間に子どものやる気は下がってしまうのです。

それを繰り返していき、年齢が上がって親から見て「そろそろできるかも!」と思った時に「ご飯の準備してくれる?」と聞いても、反対に「やりたくない」と言われてしまう可能性は高いです。

ですから、どんなことでも「やりたい!」と言ったらやらせてあげる。これがやる気のある子を育てる1番の秘訣です。

『能力があるから挑戦させる』のではなく『興味があるから挑戦させる』が正解なのです。

②やらない時は叱られるのにやった時は何も言ってもらえない

大人でもそうですが、日頃の生活でも仕事でもやらない時にはガミガミ言われ、ちゃんとやっている時には無関心でいられると「何それ?」と思うものです。子どもはそれを大人以上に感じています。

ですから、やらない時に声をかけたとしたら、それ以上にちゃんとやった時を逃さないように目を光らせて声をかけてあげるようにしていきましょう。

③バツを付けられる

子どもが解いた問題を親が丸付けする時は、必ず正解に○をつけ、不正解には×を付けないようにしていきましょう。

視覚的に×が飛び込んでくるとマイナスな印象が強くなり、結果モチベーションが下がってしまいます。

これは視覚的にわかる丸付けだけの話ではありません。

例えば、子どもがスポーツの練習をしているときに「もっとこうした方がいいよ」「今のはこうだったからこうしよう!」などアドバイスをすることありますよね。これらは一見プラスの言葉に聞こえますが子どもからすると「今のはここが悪いよ」「ここができてないよ」と×をつけられているように感じます。

ですからアドバイスをするのであれば、良かったところと合わせて伝えていきましょう。

・「今のはここが良かったね!あとここを気をつけるともっと良くなるよ!」
・「どんどん上達していくね!こうするとさらに上手くできるよ!」

このような言い方を心がけると良いですね。

④一言目がネガティブ

子どもがなにか頑張ったことや良い結果を報告してきた時に、疑うように「本当に?」と言ったり「そんなわけないでしょ」と反射的に言ってしまう人は結構います。

その後に事実確認をして「あら本当ね!すごいじゃない!」などと言っても時すでに遅し。その一言目が子どものやる気をへし折っていますから、次また頑張ろうと思えなくなってしまいます。

⑤やる気が出る環境ではない

お子様が勉強している時にテレビがついていたり、親は寝転がってダラダラしていたりすると、それだけでやる気は出ませんよね。

他にも、気になるものが目につくところにあったりすると興味が他に移ってしまいますから、なるべく目につく範囲の気を取られるものを排除して、家族も子どもと同じ空気感で一緒に集中してなにかに取り組んでいるような環境が作れると自然とやる気も上がっていきます。 

⑥日頃から結果ばかり褒めすぎている

大人が結果ばかりにフォーカスしていると子どもは挑戦できなくなります。成功することが自分の価値だと思い込んでしまうからです。

成功することが自分の価値だと思っていると、「成功できないかも」と思うことには挑戦しません。その姿が大人から見ると「やる気がない」と見えるわけです。

そうならないためには、シンプルに結果より過程に対して声をかけることが大切です。

・「よくできたね!」→「よく最後まで頑張ったね!」
・「100点取ってすごいね!」→「やったね!毎日一生懸命勉強してたもんね!」

このような言葉を多く伝えていくと良いでしょう。

また、結果が出た時だけではなく今まさに勉強しているときや、スポーツなどの練習をしているときに「頑張ってるね!」「集中していてすごいね!」と声をかけてあげることも、子どもが『過程を見てくれている』と感じられるのでおすすめです。

いかがでしたでしょうか?

第1弾〜第2弾は親が気をつけたいことについてのお話しでした。

全部ができる必要はありませんし毎日できなくたって大丈夫です!肩の力を抜いて、できる限りできる範囲で気楽に実践してみてくださいね。

次回からは子どもにしてあげてほしいテクニックについてお話していきます。お楽しみに!

幼児教育講師/家庭教育アドバイザー

YouTube登録者11万人超。これまで1,200人を超える子どもの教育に携わらせてもらってきました。幼児教育現場で培った知識を世の親御さんにお届けし、親子共に成長できる子育ての実現を目的として活動しています。現在は、親御さん向けの子育てコミュニティの運営や、子どもの脳と心を育む子ども向け動画作成に力を入れています!

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