【京都市】左京区 100年続く感謝の桜『哲学の道』
『哲学の道』とは、「銀閣寺」と「若王子神社」の間を結ぶ、約2kmに渡る散歩道のことを言います。
20世紀初期の哲学者である京都大学教授 西田幾太郎(きたろう)が、毎朝この道を歩いて思想に耽っていたことから『哲学の道』といわれ始めた、と。
日本最大の湖である琵琶湖から引かれた疎水が流れる運河沿いは、ソメイヨシノなどの桜が圧巻!満開時の桜のトンネルは感動的です♪
哲学の道の桜は、大正から昭和前期にかけて活躍した日本画の巨匠である『橋本関雪」と妻のよねが、1921年、京都市にソメイヨシノ360本を感謝の気持ちから寄贈したことが始まり!第一次世界大戦後、スペイン風邪の蔓延もあり、世の中が暗いときに少しでも明るく、と桜寄贈をしたそう。
以後、『関雪桜』として地元でも親しまれ、京都の春を告げてくれる景色の一つとなっており、毎年賑わいをみせています。
「日本の道100選」に選定されている哲学の道、多くの文豪や文化人が好んで住んでいることでも知られています♪
100年続く感謝の気持ちと桜を、京都文化を支える「琵琶湖疎水」沿いに愛でるのは、感慨深いですね♪
哲学の道
京都市左京区浄土寺石橋町~若王子町