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【京都市】上京区 妖怪アートフリマ「モノノケ市」が『大将軍八神社』で!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

『大将軍八神社』がある一条通りでは、「百鬼夜行」にちなんだ「一条百鬼夜行」が行われます。「百鬼夜行とは」妖怪や鬼、魑魅魍魎が夜中に列をなして歩き回るというものです。

室町時代に成立した「付喪絵巻」の物語によると、平安時代に京都の一条通りで、煤払いの際に捨てられた古道具が陰陽の理を利用して転生し、夜になると古道具の妖怪「付喪神(つくもがみ)」として大行列をなして行進したとあります。

小道具を映画やTVなどで美術装飾する「高津商会」が元々このエリアにあったことから、「一条百鬼夜行」でも小道具たちが活躍したそうです。

その妖怪をテーマにしたオリジナルの雑貨やアート作品が販売されるフリーマーケットが、「モノノケ市」。

令和4年4月16日(土曜日)、17日(日曜日)妖怪アートフリマ「モノノケ市」が2年ぶりに京都市上京区の『大将軍八神社』で行われています。

『大将軍八神社』は、風水や陰陽道に則り、平安京の「方除け」のために造られた施設で、陰陽道の星神天大将軍という神様が祀られています。

お参りしてからアート作品をじっくり拝見。妖怪藝術団体・百妖箱が主催する妖怪をテーマにしたアートフリマ(手作り市)は、独特な世界でした。

妖怪藝術団体 百妖箱は嵯峨美術大学の学生と卒業生を中心に構成された団体で、妖怪ストリートを中心にイベントなどを行われているそうです。妖怪さんが直接、販売してくれたり話かけてくれ、体験したり制作できるものなどもあるのでお子様たちも多く来られていました♪ 京都で特殊な体験をしてみてはいかがでしょう♪

大将軍八神社
京都市上京区一条通御前西入48
075-461-0694

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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