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【京都市】左京区 『平安神宮』で3年ぶりの「薪能」を幽玄に体験♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

平安神宮』で毎年、能の普及と発展をめざして行われてきた『薪能』ですが、コロナ禍で2年間延期になっていました。

朱塗りの『平安神宮』の建物に囲まれるように特設された「能舞台」が夕焼け、そして闇夜に浮かび上がり篝火が幽玄さを演出するその姿は、雅な京都の風物詩の一つとなっています。

その幽玄な体験を、2022年は6月1日&2日開催されます。

昭和25年に京都市と京都能楽会の共催で始められた『京都薪能』。『平安神宮』という1000年の都を象徴するには、ふさわしい場所である『平安神宮』で、観世・金剛・大蔵の各流派による能や狂言が繰り広げられます。

扉門が閉められた中では、その空間が特別なものとなり幻想的な雰囲気を作っています。

第71回となる今年は、1曲目の上演後に「火入式」を行います。それぞれの日の演目は…

6月1日(水曜日)金剛流能「淡路(あわじ)」観世流能「花筐(はながたみ)」大蔵流狂言「首引(くびびき)」,観世能「龍虎(りょうこ)」

6月2日(木曜日)観世流能「養老(ようろう)」,金剛流能「龍田(たつた)」大蔵流狂言「福の神(ふくのかみ)」,観世流能「小鍛冶(こかじ)」

当日券は5000円で直接会場で支払い、入ることができます。

また、2日(木曜日)午後2:00~午後2:45(開場は午後1:30)には、ロームシアター京都メインホール(左京区岡崎最勝寺町13)にて、無料で能の謡や囃子,狂言の体験を交えた解説とダイジェスト版の能を鑑賞!

能鑑賞を趣味とする私としては、またのない機会です♪

無料で体験できる優美な能の謡やお囃子、狂言の世界を通し「伝統芸能」を体験しその魅力に浸ってみるのもいいですね。

『平安神宮』横にある会館で行われているアジアンフェスでのお食事もおすすめですヨ!

『平安神宮』
〒606-8341 京都市左京区岡崎西天王町97

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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