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【京都市】東山区 『京都国際映画祭』を「よしもと祇園花月」で初めて体験!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

この時期になると『京都国際映画祭』が始まります。

昔の映画からインディーズ、海外からの作品まで楽しめる映画祭で、様々な映画が10月14日〜16日まで色んな会場で上映。ヒューリックホール京都、よしもと祇園花月、おもちゃ映画ミュージアム、京都大学東南アジア地域研究研究所、オンライン上映など…見たい映画の時間と場所をウェブなどで確認してから出かけます。

日本映画を支えてきた「高津商会」の小道具たちですが、どうやら映画祭が行われた初めのころは映画で使われた小道具展示などもしていたそうですよ。

去年は『日本映画発祥の地』モダンと伝統が共存 の記事でも書いた日本映画の発祥地『旧立誠小学校あと(ヒューリックホテル)』で行われた→過去記事参照(https://creators.yahoo.co.jp/kozushokairica/0100135237)『京都国際映画祭』について取材しました。→過去記事参照 【京都国際映画祭】映画もアートもその他もぜんぶhttps://creators.yahoo.co.jp/kozushokairica/0100145170

今年は、「よしもと祇園花月」での『京都国際映画祭』にご招待いただきましたのでさっそくむかいました!

よしもと新喜劇でも、「高津商会」の小道具たちは大活躍。芸人さんたちと、私は道端でもよく偶然に出会うのですが「高津商会」の名前を出すと喜んでもらえます♪また小道具たちのある倉庫や太秦本社へも取材で度々訪れられます。

よしもと祇園花月」は以前は、『祇園会館』として地元の人にも愛される劇場でした。名画座として二本立ての映画上映され、安くて二本立てのハリウッド映画や人気日本映画などを入れ替えなしで見れるということで、私もなんども通ったのを憶えています。会場に入るとその名残がちらほら見えます。

また、毎年11月には京都花街の名物『祇園をどり』の開催地としても知られます。

会場内では、NYを拠点に活動している現代アーティストKAORUKOがアワガミ・アーティスト・イン・レジデンス2020で制作したアワガミプリント作品が飾られていました。

わたしもNY滞在中に彼女の作品を見たことがあったので、懐かしく思いました…

会場の廊下には、吉本の歴代劇場に関する情報があげられています。

そういえば、京都花月になんども足を運んでいたという人の話を聞いてました。長年、お笑いを中心に伝統芸能などを発信し続けてきた「よしもと」さんは、文化を継承し発展させてきたこと、とっても偉大な業績ですね!

会場内は、「祇園会館」をそのまま思い出させる座席となってました。招待者席にさっそくご案内いただき、「舞台キネマ のぶなが」を拝見しました。

HPより
HPより

「本能寺」と関係があるというのを聞いていたので、今後のお仕事にも向け勉強かねて行かせていただきました。

劇団そとばこまちによる「舞台キネマ」。時代劇舞台を観客を入れた小劇場で演じ、それを映画化したものでした。太秦の映画製作とはまた違った手法で撮影されており、ライブの臨場感などがスクリーンから感じられる映画となっています!

映画では表現出来ない舞台上の物語、臨場感、生感、また配信では出来ない映画として構成を再構築、5つのカメラの目・別撮りのシーンから選び編集、更にロケシーンを加えることで風土や情緒を加え、表や文字で分かり易く説明、著しく完成度の高い舞台エンターテインメント“舞台キネマ”

上映が終わってからは、脚本・監督や出演者さんらが出てきて舞台挨拶!裏話などが満載でアットホームな舞台挨拶でした。

映画キャスト:南園みちな、田中尚樹、高井俊彦(吉本新喜劇)、加藤夕夏(NMB48)、岡村茉奈(ラストアイドル)、岩部 彰(ミサイルマン)、福本愛菜
監督:坂田大地

10月15日、16日と京都市内各地で行われる『京都国際映画祭』では、アートやイベントなども目白押し。詳しくはWebサイトをご参照ください!https://kiff.kyoto.jp/

(16日にはクロージングで、よしもと祇園花月で映画の父「牧野省三」賞の授与式などありますよ→完売)

平日の「よしもと祇園花月」ではベテランから若手まで日替わりで漫才など芸人さんが出演!今度は、祇園吉本新喜劇と漫才やコントなどを見せてもらいに行こうと思います♪

よしもと祇園花月
住所:京都市東山区祇園町北側323 祇園会館内
電話:075-532-1500

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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