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【京都市】山科区 願いが叶う『山科聖天・双林院』さんで紅葉とガネーシャ・お不動様・弁財天に祈る♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

今日から師走、紅葉の時期が終わりに近づくにつれ年末の慌ただしさが押し迫ってくるような毎日ですね。そんな中、『山科聖天・双林院』では紅葉や敷紅葉を楽しみつつ、「聖天」さまにお祈りしながら年末にむけ、商売繁盛・夫婦和合・縁結び祈願ができます。

山科の北部、毘沙門堂の北にある「毘沙門堂」の塔頭である「双林院」。

秘仏の大聖歓喜天(聖天さん)約100体の歓喜天が祀られています。その中には、武田信玄などから奉納された聖天さんもいらっしゃるとか。

”そうだ京都行こう”『毘沙門堂門跡』の紅葉が圧巻♪ 毘沙門さんから川ぞいに歩くこと5分ほどで双林院が見えてきます。

私たちは、子供の頃よくこの川で遊ばしてもらったり、ここから大文字山へ登山へ行ったり。思い出の場所です。

お地蔵様にお参りをしてから境内へ入ります。

願いの叶う「山科の聖天さん」として地元の人だけでなく、日本中から信者が集まるほど、広く信仰されている「双林院」の「山科聖天」さん。

「護法山双林院」山科聖天の創建は寛文五年(1665)で、毘沙門堂が再興された時に公海(准三宮)により建立された天台宗の寺院です。

不動院では、本尊として藤原時代に作られた「光坊の弥陀(こうぼうのみだ)」と呼ばれる阿弥陀様はじめ、大黒天や毘沙門天が祀られています。私の大好きな宇賀神弁財天さまです!

「光坊の弥陀」さまは、湖東三山の一つ西明寺(滋賀県犬山郡)から遷された創建当時の本尊です。

また、建物は堂内で大護摩が焚ける特殊な構造になっています。

また毘盧舎那如来さんが、滝行の入り口にはいらっしゃいます。

「不動の滝」では、滝行の場です。その右側にはお瀧不動さんがいらっしゃいます。

御本尊「大聖歓喜天」聖天さんは仏教の守護神、秘仏で本来みることはできません。

ガネーシャ神と十一面観音さまが抱き合う、抱擁神が大聖歓喜天(聖天)さんです。

歓喜天浴油法は、密教に伝わる秘法中の秘法。「願いが叶う」といわれているのは、この浴油祈祷がパワフルだからという説もあります。

シンボルとしている大根と巾着は聖天さまのお印で、大根は夫婦和合・縁結びなどを表し、また聖天さまは「清浄歓喜団」を好みます。奈良時代に遣唐使が仏教と一緒に日本へ持ち帰ってきた唐菓子で、聖天様(歓喜天)の好物とされており、八坂神社前にある「亀屋清永」でのみ入手可能。1000年の歴史の凄味を味わえるのがすごいですね。

自然がいっぱいの中にある「双林院」で、願いの叶う「山科の聖天さん」で願ってみては〜♪

双林院(山科聖天)
住所:京都市山科区安朱稲荷山町18-1
電話:075-581-0036

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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