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【京都市】上京区 恒例『護王神社』の大絵馬が来年の干支であるウサギに!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都御所の西側に鎮座する足腰の神様『護王神社』にはイノシシがたくさんいます。

和気清麻呂と姉の和気広虫を主祭神とする『護王神社』。

平安京の建都に貢献したと言われる、『護王神社』の和気清麻呂公(わけのきよまろこう)のピンチを救ったのがイノシシだから多くのイノシシが境内に鎮座しているそう。

狛犬ならぬ狛猪がお出迎えくださいます。

「護王神社」には、和気清麻呂さまのお話がわかりやすく絵と一緒に書かれています。

主に足腰のけが・病気平癒にご利益があるというだけあり、大きな足腰御守が飾られています。

毎年、その年の干支が書かれた大絵馬が飾られています。

手水には、猪さまが大小いらっしゃいます。大きな猪さまのお鼻を触ると願いが叶うとか…色が変わっているのでかなりの人がご祈願されたことがわかりますね♪

「足萎難儀回復の碑」と書かれた石碑。「護王大明神」は、足をその上に乗せると足腰を元気にしてくださるとか!

桓武天皇に平安京遷都を進言し、その造営に貢献した和気清麻呂公と、その姉で戦乱で身寄りを亡くした多くの孤児達を養育した和気広虫さんを祀っています。

和気清麻呂公の像もありました!和気清麻呂公のお墓は、つい先日「高津商会」がイベントをさせていただいた「神護寺」境内にあります。

過去記事参照→ 圧巻の紅葉『神護寺の地蔵院』特別ご開帳と「期間限定御朱印」授与♪

「神護寺」さんのご本尊は薬師如来で、開基は和気清麻呂公なんですよ。なんだか和気清麻呂公を身近に感じられる今日このごろ・・・

国家安穏などを祈願するさざれ石も境内にあります。

小さな和気清麻呂公の像もありました!

かりんの木の横には吉井勇の石碑もありました。

御神木のカリンの木は樹齢100年を超え、京都巨樹銘木百選に選ばれてます。また、このカリンの実で作られたカリン酒をいただくと喘息が治るそうです!

去年も「寅」の絵馬について記載した記事があります→猪の『護王神社』来年の干支「寅」で一足早く開運祈願♪

過去にはなんども、日本のお金にも和気清麻呂公のイメージが使われてます。

可愛い猪コレクションもたくさん見られる『護王神社』で一足早く来年にむけ祈願♪

毎年4月4日は旧暦で清麻呂の命日にあたり、例大祭「護王大祭」が行われ、11月1日の「亥子祭」は、平安朝の古儀を再現した優雅な祭りもありますよ!

護王神社
住所:京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
TEL:075-441-5458

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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