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【京都市】右京区 新緑美しい高雄『神護寺』の5体揃った最古『五大虚空蔵菩薩像』3日間だけの御開帳♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都市右京区、高雄にある『神護寺』さんは、新緑がとっても美しく、ハイキングやトレッキングで訪れる方も多い場所です。

時代劇や映画のロケ地としてもよく知られる場所で、「高津商会」の小道具たちも大活躍している場所です!また、恒例となりつつある「時代劇の小道具展」でも「神護寺」境内の『地蔵院』の特別ご開帳とともに、「迎賓館」にて2022年秋と2023年春にお世話になりました。

時代劇ロケの聖地『神護寺』境内で『小道具と時代劇の世界』と「世継地蔵」特別ご開帳♪

『神護寺』さんは、高野山真言宗の遺迹(ゆいせき)本山であり、密教寺院有数の名刹として知られています。空海さんと最澄さんが滞在していた場所としても知られる由緒正しい寺院。

五大虚空蔵菩薩像御開帳』が例年5月13日~15日に行われています。年に2回、春と秋に御開帳されます。

「五大虚空蔵菩薩像御開帳」では多宝塔に安置されている5体の虚空蔵菩薩像(国宝)が特別公開されます。

五色に彩色された五体の像はいずれも90センチほど、5体揃った最古の虚空蔵菩薩像と言われています。五大虚空蔵菩薩像は836年(承和3年)から835年(承和12年)の間に造仏されたと伝わります。

中尊・法界虚空蔵が白色、東方・金剛虚空蔵が黄色、南方・宝光虚空蔵が緑色、西方・蓮華虚空蔵が赤色、北方・業用虚空蔵が黒色に塗り分けられています。

かつては中尊を中心に東西南北に配置され、立体曼荼羅を構成しており、この五大虚空蔵菩薩像が存在するのが「東寺」と「神護寺」だけだと聞きました。

多宝塔特別拝観 五大虚空蔵菩薩像
 2023年春季御開帳 5月13日(土)~5月15日(月)
 拝観時間 10:00~15:00
 拝 観 料 500円(境内拝観料600円が別途必要)
期間中、拝観記念御朱印を授与いたします。

この機会に、青紅葉狩りを楽しみながら是非、「五大虚空蔵菩薩像」にお参りください♪

神護寺
住所;616-8292 京都市右京区梅ヶ畑高雄町5番地
tel;075-861-1769

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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