京都の北野エリアには、「北野天満宮」や「大将軍八神社」などの歴史のある神社から日蓮門下関西最古の寺院として人が集まる「本山宥清寺」など多くの寺があります。

日本映画の歴史とともに美術装飾や小道具などを扱う「高津商会」にも大変ゆかりのある場所です。

いつも大将軍八神社のある一条大将軍商店街を通っていると大きな寺院の門が気になっていました。

『本山 宥清寺（ゆうせいじ）』は本門佛立宗の大本山。ご本尊は十界大曼荼羅です。

江戸時代の1694年、天台宗だった宥清寺を改めて山号を青柳山と称し、日蓮宗の妙蓮寺の末寺となりました。

京都における日蓮門下最古のお寺です。

境内に入ると、あちこちから祈りの声が聞こえてきました。

木造日蓮坐像（重要文化財）は鎌倉時代の作だそう。日蓮聖人の肖像彫刻としては最古のものの1つと伝わります。

日蓮聖人は、鎌倉時代の混乱の世に「日蓮宗」を開祖します。

1253 年、は「南無妙法蓮華経」(法華経に帰依する)という真言を広め、日蓮は当時の政庁所在地であった鎌倉で法華経を説き始めます。今では「日蓮宗」は日本で最大級の宗派です。

日蓮聖人については、近くの京都佛立ミュージアムで行われている「大宥清寺展 −京都北野の知られざる名刹−」で学ぶ事ができますよ！