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【大田区】大森の酒場放浪は「天下一うまい煮込」に始まる/蔦八

krayskyライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

JRの線路沿いに飲み屋が立ち並ぶ、大森。「天下一うまい煮込」を掲げる「蔦八」は、東口から徒歩3分のところにあります。

アーケードの商店街(ミルパ商店街)を左に見ながら直進。通りを入ってすぐの「蔦八 はなれ」ではなく、今回は本店のほうへ。

この雰囲気だけで、何も説明はいらない気がする。煮込みの鍋を囲んでカウンター席、その周りにテーブル席もあります。

大田区の飲み物「バイスサワー」。製造するコダマ飲料は、大田区大森南の会社です。シソのエキスが入っており、酸味と甘みを楽しめる炭酸です。これで焼酎を割れば、あっという間に酒場気分。

「マグロの山かけ」。山芋のねばねばと、ワサビの辛味でさっぱりといただきます。

「春巻き」。素朴な姿の一品料理に、食べる者の心もほぐれていく。

これぞ主役の「煮込玉子入」。カウンター内の大きな鉄鍋から、幸せが届きました。モツの種類が豊富なうえ、大きい豆腐も入っていて、食べ応えあり。

「ハムカツ」、薄切りハムの三枚重ねスタイル。店内には400円~700円ほどのメニューがずらりと並んでおり、次々とつまみを頼んでしまいますねぇ。

ビールなのかホッピーなのかレモンサワーなのかも、悩みだしたらきりがない。

2022年6月取材時
2022年6月取材時

やはり炭水化物も欲しくなり、焼きそば。具材の大きさに歓喜、これはもう野菜炒めだ。

「日本に住んでいるなら、こういう店に行かなくちゃ」、そう思わせる店の風格と、お客さんの雰囲気。昭和45(1970)年に創業、一時の閉店も乗り越えて続く、大森酒場の名店です。

<店舗情報>
煮込 蔦八
住所:大田区大森北1-35-8
アクセス:JR大森駅東口から徒歩3分
煮込 蔦八(食べログサイト)

ライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

東京生まれ、東京&神奈川&アメリカ大陸育ち。出版社やメーカー勤務を経て、好奇心とともに東奔西走。好きな言葉は「一石二鳥」「三つ子の魂百まで」。文化/日本語/フィクションとノンフィクション/経済的/すこやかな生活。

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