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【超初心者向け】二期作と二毛作の違いを図とイラストでわかりやすく解説

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「二期作」「二毛作」
この違いを答えられますか。一問一答問題やテストなどで、どっちだっけ?と回答に迷った経験があるのではないでしょうか。

漢字一文字しか違わないからこそ、紛らわしいですよね。そこで今回は、この2つの違いについて図などを用いてわかりやすくご説明いたします。

≪こんな人に読んで欲しい≫
・二期作と二毛作の違いがわからない人
・テストで二期作、二毛作に関する問題を間違えたことがある人
・中学社会で学習する単語について簡単に復習したい人

二期作と二毛作の違いは??

二期作と二毛作は、教科書などで調べるとそれぞれ以下のような説明が出てきます。

二期作:同じ土地で同じ作物を2回栽培すること
二毛作:同じ土地で異なる2つの作物を栽培すること

なんとなく違うのはわかるけど、似た言葉を使った説明。この文章だけじゃわからないよ!と思う方のために、この先でもう少し詳しく解説しますね。

二期作をわかりやすく教えて!

二期作の「期」は期間の「期」を意味しています。「1学期」や「テスト期間」のように、ある一定の月日を表現。

つまり、二期作は2回の収穫期間がある農作業のこと。図のように1年を通じて2回、稲を育てる期間があるのです。

日本のように四季がある国でも、暖かい地域(沖縄県や九州、四国地方など)では稲の二期作が行われるところもあります。

小学校では、春に『たねもみ』から『苗づくり』を行い、秋に『稲刈り』をする流れを学習します。そのため、稲の二期作が身近な方は少ないのではないでしょうか。

しかし近年は、地球温暖化の影響で年間平均気温が上昇し、日本でも稲の二期作ができる地域が増加中です。

もしかしたら近い未来、新米の時期が1年に2回になるかもしれませんね……。

二毛作をわかりやすく教えて!

つづいて二毛作。2つの毛ってなに?と思うかもしれませんね。二毛作の「毛」は植物を意味しているそうです。

つまり、二毛作は2つの植物を同じ土地で作ること。例えば上の図のように、春から秋にかけて稲作を行い、冬に小麦などを裏作として栽培する方法です。

雪が多く降る地域ではなかなか実行が難しいですが、上手くいけば土地をたくさん持たなくても2つの農作物が収穫できるのでお得かもしれません。

また、二毛作は鎌倉時代に日本で始まりました。当時、牛や馬の糞を肥料とし始めて土地の生産力が上昇したからだと言われています。

これでもう迷わない!

今回はよく迷ってしまう、二期作と二毛作の違いについて初心者向けにご説明しました。

わかってしまえば意外と簡単。でもこの2つの単語は、あまり同時に授業で習うことがありません。そのため、試験のときに「あれ??」となってしまうことが多いのです。

本記事を通して、次テストに出題されたときは迷わずに答えられるようになると嬉しいです。

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