ソーキそば専門店『ziel(じーる)』をご紹介します。緑丘の雑居ビルの2階に店舗を構えるお店です。

沖縄料理というと、夏のイメージがありませんか。そのため、一般的に沖縄料理店は冬の売上が下がるそうです。

しかし、岡崎市でソーキそばを食べるなら、夏より冬の方が美味しいと思います。冬でも暖かい沖縄では味わえない、冬の気温が5度前後の岡崎市ならではの美味しさが体感できると思います。

メニューはシンプルで「ソーキそば」と「ソーキ丼（雑穀米）」。サイズによって640円～1,230円まで値段が変わります。+380円でジューシー（豚炊き込みご飯）セットにすることもできます。

サイドメニューは「もずくの天ぷら（170円）」がおすすめです。

定番のソーキそば（890円）と、ジューシーセット（380円）を注文しました。

特徴的な形をした麺は、もっちりしていて美味い！
本場沖縄から飛行機で直送しているそうです。

沖縄のソーキそばがすべてこのような形状というわけではなく、お店によっては「喜多方ラーメン」風だったり、「カップヌードル」みたいだったり、多種多様だと教えていただきました。

同様にスープも店ごとに異なり、豚骨やカツオなど個性があるそうです。厳密な決まりがなく、自由なところが沖縄らしいなと感じました。

『ziel(じーる)』のスープはカツオベースで旨味が強く、塩分がきつくないのでスープが飲み干せるほど美味しかったです。

12時間煮込んだソーキ（豚あばら肉）。

軟骨までトロトロになっていて、口の中に入れた瞬間にほぐれていきます。

本場のソーキは、軟骨にコリコリとした食感が残っているお店が多いようですが、それだと軟骨を食べずに残す方が多かったそうです。

本場とは違うけれども、食文化を広めるためには、その土地に合わせたアレンジが必要という店主さんのこだわりです。

もずくの天ぷら（170円）が絶品でした。

外はカリッ、中はトロっと。衣の付け方にポイントがあるようですが、そこは企業秘密。見栄えはよくないですが、他のお店では食べられない逸品です。

シークワーサーポン酢か雪塩（ミネラル豊富な塩）をかけて食べてみてください。

紅いもコロッケ（170円）。

サクッとした食感と甘さ、お子さんは大好きな味です。ソーキそば専門店ですが、揚げ物のレベルが高くて驚きました。

ソーキ丼（890円）です。

腹ペコのときは、ボリューム満点のソーキ丼もおすすめです。醤油と黒糖、泡盛で味付けされたソーキにタレをかけて焼き、焦げ目をつけることで香ばしく甘辛い味となります。

ソーキ丼の注文は全体の5%以下との話も伺いました。ソーキそばを目当てに来店するお客さんが多いこと、サイドメニューとして食べるには量が多すぎるが理由だそうです。

ですが、ソーキそばのソーキとは一味違うので、ぜひ、こちらも食べていただきたいです。半分の量のミニサイズや、大盛りサイズもあるのでうまく調整して味わってみてください。家族でシェアするのもおすすめです。

最後に、お店の外観と店内の様子をご紹介させていただきます。

正直、雑居ビル周辺は暗く、怖い印象があり、一見さんは入りにくい（特に夜は）と思いますが、少しだけ勇気をだして2階へ進んでください。階段は写真の左手奥にあります。

階段を上ると、沖縄感ゼロのお店が現れますが、こちらがソーキそば専門店『ziel(じーる)』です。

内装も流れる音楽も沖縄感はゼロでしたが、美味しいソーキそばが食べられるので安心してください。

カウンター席とテーブル席がありますが、テーブル席はお子様連れ優先となっています。

料金は前払いで、お水やお箸はセルフサービスです。注文と支払いを済ませてから席につきます。

今回ご紹介したソーキそば専門店『ziel(じーる)』は、料理が美味しいだけでなく、清潔な店内や、こまめに味見をする様子から、店主さんの真面目さが魅力的だと感じました。

忙しい時間帯でなければ、気軽に話しかけてみてください。沖縄に関する面白い話が聞けると思います。

寒くなってきた時に、何を食べようか迷ったら『ソーキそば』を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

【まとめ・概要】
店名：ziel (じーる)
住所：愛知県岡崎市緑丘2丁目6-4アクセスストリ-ト2F J号室
営業時間： 11:30〜L.O14:00　17:00〜21:00
定休日：日曜日+不定休
駐車場：あり　駐車場の案内
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