京都駅の南側、東寺道沿いにあるお好み焼き・鉄板焼きの「あらた」をご紹介します。

京都駅から近く、観光の帰りに立ち寄るお客さんや芸能人にもファンが多い、下町の人情味があふれる人気店です。

京都ならではの“べた焼き”の「あらたお好み」が名物。

お店の外観

京都駅の八条口（京都タワーの反対側）から細い路地を歩いて6分、東寺道コミュニティ道路沿いにあるお店です。

うっすらと照らされた大きな看板、年季の入ったのれんに、赤提灯。昔からある人気店という趣のある店構えです。

店内のようす

のれんをくぐって店内に入ると、L字型のカウンター席があります。

この鉄板で店員さんが調理されるので、カウンター席は自分が注文した料理が焼き上がるようすを近くで見られる特等席。

カウンターの周囲にはテーブル席も。家族や友だち同士でワイワイ、にぎやかな時間を過ごせそうですね。

壁にズラーーーッと貼り出されたメニューもレトロなお店の雰囲気をつくっています。

上着に鉄板焼きのにおいがつかないように、衣装ケースが設置されています。お店の気配りがうれしいですね。

おすすめのメニュー

お店の看板に掲げられているとおり、鉄板焼きとお好み焼きが主のメニュー構成ですが、具材の種類が多く、鉄板焼きのメニューは43品。

なかでも「すじ」「ウルテ」「てっちゃん」などのホルモンが人気だそう。

飲み物も、ビール、酎ハイ、日本酒、焼酎、ワイン、ソフトドリンクなどなど、お客さんのあらゆる好みに応えられるラインナップ。

青リンゴサワーと生ビールで乾杯。

あぎ塩焼き

まずは、店員さんもおすすめの「あぎ塩焼き」を注文しました。「あぎ」とは牛のあごの部分のことで、希少部位のひとつだそう。

ニンニクと九条ネギがいっしょに炒められており、味付けはシンプルに塩こしょう。あぎは薄くカットされているのに歯ごたえがしっかりあって、噛みしめるほどに旨みが出て来ました。

まるで“準備体操”のような一品で、これでこの日の食欲が一気に増すことに。

すじ焼き・ウルテ焼き

ホルモンは2品選び、キャベツといっしょに焼いてもらうスタイル。「すじ」と「ウルテ」を注文しました。

ウルテは牛の気管の軟骨で、コリコリとした独特の歯ごたえを楽しめます。甘辛のタレでしっかり味付けされているので、ホルモンが苦手な人でもチャレンジできるのではないでしょうか。

わたしはウルテの歯ごたえがクセになり、単品で追加注文をしたほどです。

あらたお好み

名物の「あらたお好み」はいわゆるお好み焼きではなく、京都の下町ならではの“べた焼き”です。

薄く焼いた生地の上に、キャベツやもやし、そばをのせて蒸し焼きに。さらに、あぎ（牛のあご肉）も投入されます。店員さんには、トッピングで油カスを追加するのをおすすめされました。

ソース、マヨネーズ、九条ネギがかけられて完成。目の前ででき上がっていくのを見ているのも楽しいですね。

しっかりとした濃いめのソースながら、野菜の甘みとのバランスが抜群。歯ごたえのあるあぎが食感のアクセントにもなっています。そばも入っているので、見た目のボリューム以上に満腹感のある一品です。

予約がおすすめの人気店で至福のひとときを

京都駅から徒歩6分という立地もあり、営業時間中は客足が途絶えることがありません。

お店に行く時は予約が絶対おすすめ。ほかのお客さんの予約状況を確認しながら、「1時間半で良ければ」といった感じで、最大限の調整をしてもらえます。

ぜひ、下町の人情味あふれるにぎやかなお店で最高に美味しい鉄板焼きを堪能してください。

お店の情報