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【京都市伏見区】墨染の名店で、上品で美しいざるそばと、サクサクのえび天を召し上がれ

松田洋平ライター(京都市)

京阪・墨染駅から徒歩2分の距離にある「そば処 近善」をご紹介します。

落ち着いた雰囲気のなかで、本格的なおそばを食べられる名店です。

お店の外観

墨染の交差点(墨染通りと大和街道の交差点)から北へ80メートルほど歩くと、東側へ入る路地があります。(チャコルマート墨染の北側)

大和街道から10メートルほど東へ
大和街道から10メートルほど東へ

お店は、大和街道から10メートルほど奥まった場所にありますが、看板もあるのですぐにわかると思います。

ひょうたんが描かれた青色ののれんが印象的な外観です。

「そば処 近善」の外観
「そば処 近善」の外観

店内のようす

のれんをくぐり、引き戸を開けると、店内は奥に長いレイアウトです。

ゆっくりと食事を楽しめそうな、白木のカウンター席は落ち着いた雰囲気。

落ち着いた雰囲気の白木のカウンター
落ち着いた雰囲気の白木のカウンター

おすすめのメニュー

温かいおそばと冷たいおそば、それぞれにメニューがあります。 

この日は、営業時間の終了間際に訪れたため、温かいおそばの出汁が無くなっており、冷たいおそばのメニューのみでした。

冷たいおそばは、ざるそばやおろしそば、とろろそばがあります。

温かいおそばが好きな方は営業時間の早めに訪れた方が良いかも知れません。

冷たいおそばのメニュー
冷たいおそばのメニュー

えび天ざる

冷たいおそばのメニューのなかから、「えび天ざる」を注文。

おひとりで調理されていることもあり、料理が運ばれて来るまでは20分ほどかかりました。ひとつひとつの仕事を丁寧にされている印象です。

それだけに、お盆に並んだおそばや天ぷらを前にすると、期待が高まります。

えび天ざる
えび天ざる

ざるに平たく盛り付けられたおそばは細くて上品。美しさすら感じます。

ざるそばは平たく盛り付けられている
ざるそばは平たく盛り付けられている

添えられている温泉たまごは、途中でつゆに入れると“味変”を楽しめるとのこと。

上品な雰囲気のなかにも、遊び心がありますね。

温泉たまごは“味変”用
温泉たまごは“味変”用

まずは、そのままのつゆでいただきます。

細くて美しいおそば
細くて美しいおそば

おそばは冷たく、しっかりと締まっており、なめらかな喉ごしです。

何口か食べたあとに、薬味を入れていただくと大根おろしがピリッと辛くて美味しい。

そして、後半は温泉たまごを。

黄身とつゆが混ざり合い、濃厚なタレのように変化しました。おそばにしっかりとからみ、まるで別の食べ物になったかのような“味変”を楽しめます。

温泉たまごを入れるとタレのように
温泉たまごを入れるとタレのように

天ぷらの盛り合わせは、えびが2匹と野菜が4品。この時は、ニンジン、たまねぎ、さつまいも、芽キャベツでした。

えびの天ぷらはサクッとした衣とプリッとした身が美味。塩でいただくのがおすすめです。

野菜の天ぷらは、どれもあまみが引き出されて美味しく、特にホクホクのさつまいもと、芽キャベツが格別でしたね。

天ぷらの盛り合わせ
天ぷらの盛り合わせ

頃合いを見計らって、蕎麦湯を出していただきました。

温泉たまご入りのつゆに蕎麦湯を注ぎ入れるとミルクティーのような見た目に。

最後は蕎麦湯で
最後は蕎麦湯で

濃厚な味わいのつゆが蕎麦湯でほどよく薄まり、とても飲みやすくなります。

ぜいたくなおそばを、ゆっくりと時間をかけて

調理にかかる時間が比較的長めなので、待ち時間もふくめ、ゆっくりと時間をかけられる時に訪れてほしいお店です。

お店の情報

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そば処 近善
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住所   |京都市伏見区深草北新町637-8
電話番号 |075-641-7009
営業時間 |11:00〜15:00
定休日  |木曜日 

ライター(京都市)

人気の観光地として国内外から多くの人が訪れる京都。長く暮らしていても、意外と見過ごしている魅力がたくさんあります。身近にある歴史的なスポットや京都ならではのグルメ情報をお届けします。

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