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【横浜市】中華街で70年以上前からハマっ子の胃袋をつかむ行列ができるお粥専門店。本店で朝粥を堪能

みなとブロガー/地域発信情報ライター(横浜市)

横浜中華街の青龍門から入って中華街大通沿い角、赤くて古い小さな路面店が、1951年創業の中華粥専門店「謝甜記(しゃてんき)」本店です。

横浜中華街のお粥の名店で、いつも行列ができています。

今回はこの行列に並んで朝粥を食べてきました。

横浜中華街の休日朝は、人もまばらで、中華街で働く人が自転車で行きかって開店準備をしています。

そんな中、開店前から行列ができているお店が「謝甜記」です。

「謝甜記」には昔ながらの本店と、小ぎれいな貮号店(2号店)があります。

ガイドブックでは、営業時間が長く小ぎれいな貮号店が、よく掲載されていますが、本店はこちらの赤いお店です。

メニューには、おなじみのサンタクロースが。

コース料理はなく、単品を組み合わせてオーダーします。

具入りの中華粥の種類が全部で15種類。700円代からあります。

お米の状態から、乾燥貝柱、牡蠣、まる鶏などを使い、ダシをとりながら、約4時間かけて焚き上げるそうです。

付け合わせも充実していて、揚げパンを追加したり、パクチーを付けたりと、食べ方の選択肢は色々あります。

この日は、えびのお粥(880円)を注文しました。

大きな器で出てくるお粥はボリューミィで、朝からこんなに食べられるか心配でした。

お粥自体に色んな出汁がよく染み込んでいて、程よくしっかりした味付けがおいしく飽きのこない味でした。

最初の心配は何だったのか、食べ始めると、お粥は食欲がわく味でペロリと完食しました。

寒い朝に、行列に並んだ冷えた身体には、温かいお粥がしみわたります。

味を変えるためのネギ醤油の小皿上に、レンゲが無造作に置かれて持ってこられます。

店内には「ネギじょうゆの食べ方」なる説明書きがありました。

どうやら、お好みで自分のタイミングで投入すればいいらしい。

お粥自体は、癖なく優しい味わいなので、葱醤油をちょっとつけていただくと味がハッキリして、これはこれでまた違った味わいでおいしかったです。

お店の中は狭くて古いのですが、実際に中国で食事をしているような感じがあり、清潔感もあって好感が持てます。

行列の出来るお粥は、噂通りのおいしさでした。

現在は3代目が伝統の味を受け継ぎ守っているそうです。

モーニングに朝粥、試してみてはいかがでしょうか。

< 店舗情報 >
店舗名:謝甜記 本店(しゃてんき ほんてん)
住所:横浜市中区山下町165 (中華街大通り)
電話番号:045-641-0779
営業時間:平日10:00~15:00/17:00~21:00
土日祝9:00~15:30/17:00~21:00
定休日:火曜日
アクセス:みなとみらい線元町・中華街駅 徒歩3分/みなとみらい線日本大通り駅 徒歩7分

ブロガー/地域発信情報ライター(横浜市)

横浜の活気ある商店街や海、異国を思わせる街並みが大好きで15年前に埼玉から移住しました。現在、魅力ある横浜を知ってもらうために、横浜市の地域情報を発信するサイト「はまっち.com」を運営しています。

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