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【横浜市】開店時にはもう売り切れ! 行列ができる中華街路地裏のちまき専門店

ミオ横浜市地域ライター(横浜市)

横浜中華街は300軒以上も食べ物屋さんがひしめくディープな街。探求するとどんどん沼にハマっていくような魅力がありますよね。

先日、横浜中華街でも唯一無二感のある、良い意味でひとくせあるお店に行ってきました。

コアすぎるお店「ちまき屋」

上海通りの裏路地にあるひっそりとした店構えながらも、知る人ぞ知る人気店「ちまき屋」です。10年以上ちまきで勝負されているコアなお店。

上海通り 886食堂の脇にある路地裏へ入る
上海通り 886食堂の脇にある路地裏へ入る

目立った看板もない佇まいですが、開店前から行列ができるのは、いつものこと。

店頭販売の数が少ないため、オープンの11時に来店しても売り切れなのは、いつものこと。

開店前に並ばなきゃまず買えない

11:00開店にも関わらず、10:40着で11人目

開店を待っている間、店主が表に来られてご丁寧に説明がありました。

「お店の横は通路になっているので、並ぶ際は右(店側)に寄って、通りを空けるようお願いします。また、今並んでいる方はお1人様1個は温かいちまきを購入できますがそれ以上の注文はお約束できません」

また、開店直前には再び折り入って説明がありました。

・店主が育った台湾南部地方のちまきで、薄味であるということ。

・とても手間がかかる調理法で尚且つ小さなお店なので、数に限りがあること。

・予約制で計画的に作るべく通販に力を入れていること。

なるほど、だから店頭販売が少ないわけですね。

しかしながらその通販さえ約3ヶ月待ち! 今注文したところで、届くのは年始ごろになるのでしょうね。

大量生産せず、伝統的な手法で手間ひまかけて丁寧に作られている事が伝わってきます。

説明中も、こちらを覗くお客さんに「ごめんなさい売り切れです」とアナウンスをされていました。まだ開店前です、恐るべし。

美味しい賞味期限はわずか30分

何とか無事、ひとつゲット!

店主から「近くの公園などで30分以内に召し上がってください」とおすすめされたので、山下町公園でいただくことに。

ちまき屋から徒歩1分の山下町公園は、腰掛ける東屋「會芳亭」もあり、飲食する人たちがたくさんいるのですね。

金額は1つ700円(税込)。通販だと少し安くなります。

包をひらくと、改めて大きいサイズ感にびっくり。

温かいうちにすぐさまかぶりつく...!

椎茸やピーナッツ、干し海老、豚角煮の具材がゴロゴロ入っていて、まあ旨いったら!

ボリュームがあるのに食べ進めても口が飽きない。

茹でる製法のため、もち米は水分を含んで柔らかいですが、キュッとまとまっています。

確かに店主が言うように薄味といえば薄味なのですが、具材を引きたてる塩梅としては最高ではないでしょうか!(おしぼりをもらえますが想像以上に手がベタつくので、持参しておくと良いかも)

「もし美味しいと感じたら通販サイトへ…」と宣伝していた店主の言葉を思い出します。

はい、買いたいです。笑

通販が主力のようなので、この味が恋しくなったらサイトでポチっとしようと思います!

チャレンジしてみる価値は、あり。

30分並んで1個買えるかどうか。だけど美味しいちまき屋さんこだわりの台湾ちまき。リスクもありますが気になる方はチャレンジしてみてください。

なかなか行けない方は、最初から通販という手も!

ちまき屋
住所:横浜市中区山下町186
営業時間:11:00〜
定休日:月曜
ちまき屋公式HP(通販サイト)はこちら(外部リンク)

横浜市地域ライター(横浜市)

グルメや季節の移ろいを通して横浜市の魅力をお届けします。カフェ、喫茶店、そしてナポリタンが好き。本当におすすめしたいお店だけを紹介しています! 地域情報サイト「ロコっちセンター南」副編集長/日本ナポリタン学会会員

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