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【横浜市】森の中のツリーハウスみたいな隠れ家カフェ「カフェ ピッコロ」。風そよぐ音に包まれ一息

ミオ横浜市地域ライター(横浜市)

横浜市中区本牧の小高い住宅街の中に、ひっそりとオープンする隠れ家のようなカフェがあります。

辿り着くまで冒険のような、細い小道を進んでいくと現れるカフェ。

お店の敷地全体がまるでツリーハウスのような遊び心に満ちた「Cafe Piccolo (カフェ ピッコロ)」さんをご紹介します。

Cafe Piccolo (カフェ ピッコロ)

店主の長坂さんは12年前、緑溢れる小高い丘に越してきたときから「ここでカフェを開きたい」とピンときたといいます。

それから何と、約10年がかりで山を切り開きながらテラスを自作。2021年の12月に「カフェピッコロ」をオープンしました。

「春はソメイヨシノが咲き、秋は紅葉が色づき、冬は南向きの光を受け陽だまりができますよ」と長坂さん。

テラスにいると、コロンと木のみが降ってきたり、アオスジアゲハが遊びにきたりと、自然の息吹を感じます。

妖精が宿るという意味を込めた遊び心のある「フェアリーツリー」。

少し登ったところにある第二テラス。

テラスはまだまだ進化中で、つい先月第三のテラスがより高台に完成しました。

まるで、敷地全体がツリーハウスのよう!

第三テラスに行くまでは足元が険しいので注意が必要です。

水出しアイスコーヒーで一息。

メニューはこちら。

店主が一杯ずつ淹れるハンドドリップコーヒーのほか、自家製のスイーツや厚切りバタートーストも人気です。週替わりで土日限定のフードメニューもあるそう。

店内では、水出しコーヒーが一滴一滴ゆっくり抽出されています。6〜7時間でやっと4杯分の量が出来るという貴重なもの。

ひたひたと砂時計のように穏やかな時を刻んでいます。

水出しコーヒーの豆は、磯子区にある「スリーペンギンズ コーヒー&ロースター」から仕入れた「エチオピアナチュラル」の深煎りを使用。

深いコクを感じながら後味がスッキリしているのが特徴です。

豆は山手の「横浜元町珈琲」からも仕入れています
豆は山手の「横浜元町珈琲」からも仕入れています

時間をかけて抽出された「水出しアイスコーヒー」と、オープン当初から人気の「固めプリン」をいただきます。

「水出しアイスコーヒー」税込500円と「固めプリン」税込450円
「水出しアイスコーヒー」税込500円と「固めプリン」税込450円

汗をかいたアルミ製ストローがまた良いでしょう?

プラスチックのストローを使わずべく色々試した結果、ガラスでも紙でもない、直径6mmのアル製ミストローに辿り着いたと言います。

6mmという大きさもポイントで、口の中に広がる量がベストなのだそう。

アルミストローから伝わるひんやりとした口当たりとキレの良さ。ストローが変わるだけで一層美味しく感じます!

「固めプリン」は、レシピ完成までに最も時間をかけて試行錯誤したメニュー。

オーガニックバニラペーストが贅沢に使用され、豊かなバニラの香りが口いっぱいに広がります。ほろ苦カラメルがプリンの甘さを引き立て、トッピングのくるみがアクセントに。

美味しい水出しアイスコーヒーとプリンをテラスでいただいていると、風がザワザワと木の葉をゆらし、額の汗を冷やしてくれました。

森の中にいるような時間、思わずここが横浜であることを忘れてしまいます。

ーーーカフェピッコロのアクセスーーー

〈山手ルート〉
山手駅から徒歩約15分
またはバス停満坂入口徒歩約3分
または本牧緑ヶ丘バス停徒歩約3分

〈本牧ルート〉
本牧1丁目バス停徒歩約12分
または大鳥入口バス停徒歩約11分

道順のイラストは カフェピッコロ公式Instagram(外部リンク)のリールをご参照ください!

Cafe Piccolo (カフェ ピッコロ)
住所:横浜市中区本牧満坂 243-4
営業時間
木・金 12:00-17:00/土・日 9:00-17:00
定休日:月・火・水
※8月は土日のみの営業となります
公式Instagramはこちら(外部リンク)

横浜市地域ライター(横浜市)

グルメや季節の移ろいを通して横浜市の魅力をお届けします。カフェ、喫茶店、そしてナポリタンが好き。本当におすすめしたいお店だけを紹介しています! 地域情報サイト「ロコっちセンター南」副編集長/日本ナポリタン学会会員

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