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【横浜市】モーニングとプリンが名物。お役所の中のレトロ喫茶店が穴場!

ミオ横浜市地域ライター(横浜市)

みなとみらい線・馬車道駅から徒歩1分、横浜市の歴史的建造物「横浜第二合同庁舎」。

元は大正15年より横浜生糸検査所の本館として機能していた、歴史ある建物です。

改築された今でもその名残を残すように、蚕の成虫と菊の紋と桑の葉をあしらった紋章が正面上部に掲げられています。

平成7年に高層棟の建設を含む大改築が行われた際、同庁舎に入った喫茶店、その名も「喫茶室」。

ひっそりとしたお店構えで、穴場感満載です。笑

もちろん、横浜第二合同庁舎に用事がなくても利用できますよ! ただし、土日祝日はお休みなのでご注意を。

食品サンプルを含めて「庶民派レトロ」といった味のある雰囲気ですが、照明はハッとするほどのゴージャスさで、お店のアクセントになっています。

バラ柄のアンティーク照明、素敵じゃないですか?!

マスターは、この店舗ができる前の昭和時代から近くで喫茶店を営んでおり、照明は前店舗から持ってきたのだそう。

実はこちらのレトロ照明、お店を閉めることになった暁には(まだ予定はありませんよ!笑)すでに行き先が決まっているのだとか! 3名に売約済みというからびっくりです。笑

さて、今回お目当てのモーニングをいただくことにします。券売機にて食券を購入する食堂スタイルです。

モーニングサービス(7:30-11:00)は2種類。

  • A 【サンドイッチ】(玉子orポテトorハム)コーヒーor紅茶、果実付 税込560円
  • B 【トースト】 コーヒーor紅茶、野菜・果実・玉子付 税込560円

モーニングA 【サンドイッチ】を玉子でオーダーしました。

玉子の刻み具合が程よい細かさで、絶妙な食感。マヨ少なめであっさりいただけます。

バナナがどんっ。と付いてくるのも◎。

お腹いっぱいになれる、しっかり厚みがあるパン。パンが厚いのにも理由がありました。

「今じゃ到底考えられないけど、役所で働く人たちは、激務の際、徹夜で働いていたことも度々あった。徹夜明けにしっかり精をつけられるように」とマスター。そんな由来があったとは!

パンの厚みの理由ひとつにとっても、時代の移ろいを感じますね。

最後に、マスターの言葉が印象的だったのでご紹介します。

うちはね、初めからレトロを意識したわけじゃないんだよ。いつの間にか、人も店もレトロになっちまったんだよ

…ナルホド。笑

名物の手作りプリン 税込400円
名物の手作りプリン 税込400円

プリンもキュンとするほどレトロな風貌ですが、マスターからいわせてみれば「長く作ってきただけ」なのかもしれません。

しかしながら、それこそが尊いのですけどね!

喫茶室
住所:神奈川県横浜市中区北仲通 5-57 横浜第二合同庁舎1階
定休日:土日祝日
営業時間:7:30-18:00
※横浜第二合同庁舎が開庁する時間とタイムラグがあるため7:30-8:00は警備員さんに一言お尋ねください

横浜市地域ライター(横浜市)

グルメや季節の移ろいを通して横浜市の魅力をお届けします。カフェ、喫茶店、そしてナポリタンが好き。本当におすすめしたいお店だけを紹介しています! 地域情報サイト「ロコっちセンター南」副編集長/日本ナポリタン学会会員

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