9月に入ってもまだまだ暑い日が続きますね。早く涼しい季節になって欲しいものです。さて、今回紹介するのは、何年も前に頻繁に訪れていたお店。私が京都で美味しい洋食屋さんといえば、一番に思い浮かぶお店です。その当時は行列なんかできなかったのですが、最近ではいつも行列ができているようで驚きました。

西陣にある洋食店『キッチンパパ』。とても久しぶりに訪れましたが、あの頃と雰囲気は変わっていませんでした。お昼の少し前に訪れましたが、この時点で店の外にも行列ができていました。

お店に入るとそこは安政3年（1856年）創業老舗のお米屋さん。京都産や滋賀県産のお米を量り売りされています。玄米をその場で精米していただけるので、新鮮なつきたてのお米を購入できます。洋食屋さんで使用しているお米は、お米屋さんのその日のおすすめ。

お米屋さんを奥に入ると洋食屋さん。お米屋さんとは雰囲気がガラリと変わります。ジャズの音楽が流れる素敵な空間は、以前と変わっていませんでした。

精米したてのお米で炊いたごはんがおかわり無料。数量限定で玄米ごはんも選べます。とにかくお米屋さんだけあって、ごはんに対する自信が伝わってきます。

「和風出汁おろしポン酢ハンバーグ」1,100円をオーダー。

酸味が弱く出汁の味がしっかりとしたポン酢。ハンバーグに良くあいます。鬼おろしでおろした粗目の大根おろしも格別です。

ハンバーグもレベルが高いのですが、なんといってもごはん。ごはんを提供いただく際には、その日のお米の産地と銘柄を教えていただけます。この日は滋賀県産のお米でした。

白く透き通った艶やかな色合い。一粒一粒が決してべとつかず、サラサラしているのに硬さも粗さもなく、噛み締めるほどに、ほのかな甘みと上品な香りが感じられます。何杯でもおかわりできるごはんです。

洋食屋さんの中でも珍しい、お米が美味しいお店。老舗のお米屋さんが厳選した精米したてのごはんが味わえる最高の洋食屋さんです。みなさまも一度訪れてみてはいかがでしょうか。

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