和菓子職人さんが目の前で和菓子を作ってくれるお店。ものすごく敷居が高そうで、普段使いでは利用できなさそうなイメージがありませんか。今回紹介するお店は、老舗の和菓子店が営まれ、目の前で職人さんが和菓子はもちろん、お抹茶まで点ててくれるのに気軽に入りやすい素敵なお店です。

千本今出川にある老舗和菓子店「京菓子司 千本玉壽軒」。こちらの和菓子店が営まれているカフェが2軒隣にあります。

『茶寮 SENTAMA』。アルファベットの店名が千本玉壽軒さんとは雰囲気が全く異なります。

カジュアルな雰囲気の看板も立てられていて、気軽に入りやすそうなお店ですね。

お店に入るとすぐに靴を脱ぎ、2階へと上がります。店内は和モダンな雰囲気で、5席ほどのカウンター席と、2人がけテーブル席が4つの小さなスペース。

茶寮限定の「冷たい”くずわらび餅"」880円と「抹茶」660円を注文しました。メニューに小さな緑色の丸いシールが貼られているメニューは、目の前で職人さんが作っていただけます。

お抹茶は棚に飾られている茶碗の中から、好きな茶碗が選べます。今回は3段目右端の茶碗を選びました。

目の前で抹茶を点ててくれます。職人さんは茶道の心得もあるようで、一つ一つの動作が美しくて、見とれてしまいました。

最近では、茶会以外で本格的なお抹茶をいただく機会がなかったので、気軽に立ち寄れるお店でいただけるのはうれしいですね。とても美味しいお抹茶でした。

わらび餅も目の前で作っていただけます。

手際よく粉から作っていかれます。

温めていくと段々と粘り気が出てきました。

こちらが完成した「冷たい”くずわらび餅"」。わらび餅の上には、黒糖のエスプーマがたっぷりとかかっています。

くずも入っているせいか、とにかくモチモチで弾力があります。黒糖の優しい甘さがちょうどよく、エスプーマはわらび餅ともよく絡みます。食べごたえがあって美味しいわらび餅でした。

老舗の和菓子店が営まれるカフェ。カジュアルな店構えながら、職人さんが目の前で作って頂ける和菓子やお抹茶は、とても本格的で極上のひと時を味わえます。スタバでコーヒーも良いですが、せっかくの京都ですから和カフェを楽しんでみませんか。

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