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【宮城県 東松島市】この夏、モダンになった野蒜海岸をみんなで見にいぐべ!

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)


まだJR仙石線が全身青い色で、先頭列車には「快速うみかぜ号」という名札を付けていた時代。その青色列車は、颯爽と海岸沿いを走り、地元の子供たちは水着バックをぶら下げ、サンダル足で「野蒜駅」を下車する。
辺りは爽やかな松の香りがいっぱいに広がっていて、子供たちは砂地の松林迷路を駆け抜ける・・。

この「野蒜海岸」の風景は、今は昔の風景となってしまいましたが、筆者はどんなに風景が変わっても、やはり野蒜海岸がどうにもこうにも好きなのです。
さて、今回は現在の「JR野蒜駅」から「野蒜海岸」までの道のり(徒歩)を、地元のみなさんに改めてシェアしたいと思います。

▲ 高台に駅があるので、駅から海を眺めることが出来る
▲ 高台に駅があるので、駅から海を眺めることが出来る


JR仙石線「野蒜駅」で下車。昔は、目の前に松林でしたが、現在は、松林ではなく美しい海をホーム から眺めることが出来ます。また、駅にはトイレとエレベーター、自動販売機が設置されてありますので、出発の準備を整えて行きましょう。

▲ 連絡通路の入り口には「震災復興事業の取り組み」について知ることが出来る
▲ 連絡通路の入り口には「震災復興事業の取り組み」について知ることが出来る


駅を出ると、すぐ目の前に赤いレンガ造りの「連絡通路」の入り口が見えます。
この連絡通路は「旧野蒜駅」方面 へと抜ける通路です。※震災後に電車で野蒜を訪れる機会がなかった方、この通路はとても便利ですのでおすすめです。

▲ 連絡通路の入り口と、通路途中の様子。やや照明が暗めだが監視カメラが見守ってくれている。
▲ 連絡通路の入り口と、通路途中の様子。やや照明が暗めだが監視カメラが見守ってくれている。


連絡通路入り口は、木造のモダンなデザインからスタートし、通路内は地下鉄通路の様な雰囲気で、やや暗めです。夜の通過は抵抗を感じる照明の暗さですが、 通過時間は約5分程。
あっという間に外へ出ることが出来ます。
※エレベーターも併設されていますので、階段を使わずに通路内まで行くことが 出来ます。ベビーカーや車椅子などでも移動が可能です。

▲ 連絡通路を出ると目の前には広い休憩スペース
▲ 連絡通路を出ると目の前には広い休憩スペース


連絡通路を抜けると、目の前には広い展望台のようなスペースが広がっており、ここからの眺めは、「旧野蒜駅」の後ろ姿と、かなり広いスペースの「パークゴルフ場」を確認することが出来ます。

▲ 写真奥のスロープを利用すれば自転車などでも移動が簡単に出来る
▲ 写真奥のスロープを利用すれば自転車などでも移動が簡単に出来る


この展望台広場から階段を降りて「旧野蒜駅」を目印に進みます。
※この展望台には階段の他にも、自転車や車椅子、ベビーカーなどの為の「スロープ」も併設されています。
階段を降りて少し歩くと、すぐ左手奥に「旧野蒜駅」の後ろ姿を見ることが出来ます。
斜め屋根の後ろ姿は、昔から東松島市民を見守ってくれている、懐かしい駅舎そのままです。

▲ 旧野蒜海岸駅は現在「震災復興伝承館」として震災の記録などを展示している
▲ 旧野蒜海岸駅は現在「震災復興伝承館」として震災の記録などを展示している


「旧野蒜駅」まで辿り着いたら、あとはゴールの海岸までもうすぐです!
ちなみに、出発地点の「JR野蒜駅」から、ここ「旧野蒜駅」まで約10 分程度の距離ですが、階段の登り降りがあるので、心地良い疲労感を感じました。真夏の気温だと、うっすらと汗をかく程度の疲労感です。ですので、出発前にここで一旦、水分補給やトイレ休憩をしておくと良いと思います。

駅舎の真正面には懐かしい「不老橋」の姿があり、海岸までの道案内をしてくれています。

▲ 見通しの良い通りだが工事車両が行き来しているので、周囲をよく見て歩こう
▲ 見通しの良い通りだが工事車両が行き来しているので、周囲をよく見て歩こう


橋を渡りきったら、あとは突き当たりの野蒜海岸まで一直線。どんどん進みます。
道の途中には、これから野蒜の地を見守って行くであろう、小さな松達が生育している姿を見ることが出来ます。

そして、駅舎から「不老橋」を通過し、約10分。

▲ 平行線の美しさにただただ見入ってしまう時間を過ごすのも、これまた贅沢
▲ 平行線の美しさにただただ見入ってしまう時間を過ごすのも、これまた贅沢


目の前には、真っ白な堤防と平行して、青い海と空の水平線が目の前に広がります。
ブルーの海と空と、松島基地から出発したブルーインパルスが通過する、東松島らしい風景にそのまま見入ってしまいます。

▲ 夏休みで子供たちが大はしゃぎ! 砂浜にカラフルなテントの風景はモダン式
▲ 夏休みで子供たちが大はしゃぎ! 砂浜にカラフルなテントの風景はモダン式


堤防から浜辺へと降りると、海水浴やサーフィン、海釣りに犬の散歩など、みなさんそれぞれ夏の野蒜海岸を楽しんでおりました。

▲ 「野蒜海岸専用駐車場」と「展望台」が併設されたモダンスタイル
▲ 「野蒜海岸専用駐車場」と「展望台」が併設されたモダンスタイル


そして、もしも車を利用する場合は、海岸のすぐ向かいに、「野蒜海岸専用の駐車場」があります。そこに駐車をして、目の前の海岸へすぐ行くことが出来ます。※宮戸方面側に近い堤防の真向かいの位置で、上記写真の黒いモダンなデザインの建物が駐車場です。トイレと水飲み場、展望台があります。

▲ 晴れの日の波打ち際には、金色に輝く砂がキラキラと流れていくのが見れる
▲ 晴れの日の波打ち際には、金色に輝く砂がキラキラと流れていくのが見れる

今回の記事は、現在の「JR野蒜駅」から「野蒜海岸」までの道のり(徒歩)を、地元のみなさんに改めてシェアをすることが目的でしたが、いかがでしたでしょうか。
まとめると、現在の「JR野蒜駅」から「野蒜海岸」まで徒歩約20分。
途中に休憩場所 が1ヶ所「旧野蒜駅」がありました。そこでは飲み物を購入することが可能で、またトイレもあります。

今年の夏は、まだまだ長そうな勢いがありますので、
是非、みんなでモダンになった「野蒜海岸」に遊びに行ってみて下さい♪

名称:野蒜海岸
住所:〒981-0411 宮城県東松島市野蒜南余景
アクセス:
電車の場合 [JR仙石線またはJR仙石東北ラインで「JR野蒜駅」下車、徒歩約20分]
車の場合 [県道27号線 海岸沿い側の路線(奥松島パークライン) 駐車場有]

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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