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【宮城県 松島町】芸術の秋到来「手樽海浜公園」ぽこぽこ秋の雲をひとりじめしよう。

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

筆者が感じている日本の良き文化の一つ、秋は「食欲の秋」「芸術の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」などなど、'なんとかの秋'という言葉表現の存在。
他の季節にも、いわゆる、「なんとかのなになに」という要素は考えつくはずなのに、秋は人々によってヨイショと持ち上げられています。

さて、前回の「新富山」で英国詩人のメッセージと絶景を堪能しよう!に引き続き、近場で「芸術の秋」を感じられるおすすめの場所を、改めて皆さんに共有していきます。

▲  「JR手樽駅」から徒歩約20分ほどで到着できる場所に、細なが〜い形状の公園が「手樽海浜公園」
▲ 「JR手樽駅」から徒歩約20分ほどで到着できる場所に、細なが〜い形状の公園が「手樽海浜公園」

今回の「芸術の秋」おすすめの場所は、松島町手樽にある「手樽海浜公園(てたるかいひん こうえん」です。
通常だと、公園内部のおすすめポイントなどを説明して、綺麗にまとめて記事を終了するのが一般的ですが、今回は「芸術の秋」の視点から、「手樽海浜公園」を訪れたくなる理由をメインでご紹介します。
先に、少し公園自体のご紹介。縦長の形状で、堤防のように小高くなった部分を挟んで両サイドに違った楽しみ方があります。上記写真の芝生側には、小さなベンチが数カ所に点在しており、遊具もありますので、年齢問わずに、ゆったりと寛げます。また、ペット同伴の方もとても多く見かけました◎

▲ 堤防の反対側は芝生だったが、こちらはアルファルトという2面性を持つ公園!なかなか珍しい
▲ 堤防の反対側は芝生だったが、こちらはアルファルトという2面性を持つ公園!なかなか珍しい

芝生側の反対はアスファルト!なので、ここでランニングなどのちょっとした運動をすることが可能です。
さて!ここまでは通常の公園の説明。

▲ 堤防に小さな気の利いたベンチがちょこんと用意されてある。早い者勝ち!と争うこともしたくないほど、神聖な静けさ
▲ 堤防に小さな気の利いたベンチがちょこんと用意されてある。早い者勝ち!と争うこともしたくないほど、神聖な静けさ

筆者が、今回ご紹介したいのは、この公園の素晴らしく広大な空の眺めです。
そんな公園はよくあるよ、という声も聞こえてきそうですが、少しここ「手樽海浜公園」は他とは群を抜いている部分があります。

▲ 秋こそ「手樽海浜公園」に。なぜなら空が、もっとも高く美しく見える時期
▲ 秋こそ「手樽海浜公園」に。なぜなら空が、もっとも高く美しく見える時期

とにかく、驚くほど静か。

堤防をザッと駆け上がると、目の前には波音がほとんどない、まっすぐで、太陽の光に反射する美しい海と、広い広い空が一気に広がります。
景色を遮る建物もなく、果てしなく続く秋空。

秋の空は、他の季節ではあまり見られない、自然が作り出す模様が顕著です。
羊のような、もこもこした形に、魚の鱗のような細かなポコポコ模様。
そう、なので読者の皆さん、可能であれば快晴の日ではなく、わざわざ雲が多めの日を選ぶことを筆者はおすすめします。(※突然の雷雨には要注意)

筆者がいつも悔しいなと感じるのは、写真で景色を切り取ると、どうしても範囲が決められてしまうので、それがいつも心残りです。なので、読者の皆さんには現場で体感して欲しい気持ちでいっぱいでございます。

▲ 雲の迫力と美しさといろいろと圧倒されるものが多く、ものすごい鳥肌の状態で撮影
▲ 雲の迫力と美しさといろいろと圧倒されるものが多く、ものすごい鳥肌の状態で撮影

堤防を下り、上を見上げると、結構な大迫力の雲が真上に!
雲とわかっているのだが、そして、秋空は空が高く感じるはずなのだが、なぜか近く見えてしまい、最初はしばらく鳥肌が止まらず、この広大な景色を一体どのように撮影すれば良いのか非常に困ってしまうほどでした。自然が魅せてくれる景色は人間を困らせてしまう、これは本当です。

さて、今回ご紹介した「芸術の秋」おすすめの場所、松島町手樽にある「手樽海浜公園(てたるかいひん こうえん)」。既に、昔訪れたことがある方も、是非もう一度、芸術の秋に大迫力の秋の空を体験して見てください。※曇りの日をおすすめします!

名称:手樽海浜公園(てたるかいひん こうえん)
住所:宮城県宮城郡松島町手樽銭神219
(※JR手樽駅から徒歩約20分)

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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