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【宮城県 松島町】手書きラベルが目印 [おから工房 まつしま] 手作りアップルパイ

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

宮城県松島町のやや奥にあるJR東北本線の愛宕駅(あたご えき)付近というと、すぐそばには三陸自動車道「松島北IC(インターチェンジ)」があり、小学校や中学校などの施設も側にあったりと、人も車の通りも比較的多めの地域だ。

▲ 写真向かって左に見える道路は8号線。そしてその道路を挟んだ向かい側には小学校がある。
▲ 写真向かって左に見える道路は8号線。そしてその道路を挟んだ向かい側には小学校がある。

そのエリアにある「松島第二小学校」のちょうど向かい側に、ポツリと佇む「おから工房 まつしま」。お店では地元農家さんの野菜や果物に、いくつかの生花、ちょっとしたご飯のお供用の惣菜などなど、とても賑やかな顔ぶれが店内の限られたスペースの中に並んでいる。

場所の目印としては、お店のすぐそばに建っているコンビニエンスストア「ファミリーマート 宮城松島あたご店」(*2023年3月時点)の存在。この2軒がちょっとだけ離れて建っているのだが、一見するとお互いの駐車場が繋がっているかのようにも見える場所だ。目の前には道路8号線(仙台松島線)が通っているので、車でスーッと立ち寄りもしやすく、そしてJR東北本線の愛宕駅からは徒歩約5分の近さという利便性の良さがある。

▲ リンゴが目印の手書きラベルは、もうそれだけで優しさが伝わってくる
▲ リンゴが目印の手書きラベルは、もうそれだけで優しさが伝わってくる

さて、「おから工房 まつしま」では、通常店名にもある「おから(*豆腐を製造する際に出る大豆の殻)」を使った、おからドーナツを販売していて人気のお店なのだが、実は手作りのアップルパイもあって、それがとても美味しいのだ。ご紹介していこう!

可愛らしい手作りの'リンゴのラベル'がとっても印象的で、パイは片手で食べやすいように丁寧に専用シートで包まれている。店主のあたたかな気持ちが凝縮されたアップルパイは、外観こそシンプルだが店頭の幾つもの商品の中で、とても輝いて見えた。そのため、購入時にはすでにパイはラスト1点となっていた!(お店は9:00開店、筆者来店時間は既にお昼になる頃だった)

▲ オーブンで焼き上げられ、ぐーんと立ち上がったパイは高さ(厚み)約3センチほど
▲ オーブンで焼き上げられ、ぐーんと立ち上がったパイは高さ(厚み)約3センチほど

大人の手の中にすっぽりと収まる位のサイズなので、パイを切り分けずとも片手でヒョイっとかぶりつける。そんな手軽さも魅力の一つ。そして、ほんのりとした焼き色加減から見て取れるのは、食感だ。購入後に、その場でパクリと頬張れば「しっとり」とした食感を楽しめる。はたまた、自宅まで我慢してお持ち帰りをしたならば、トースターで2、3分程度ちょこっと焼いて、1分程度待ってから食べると「パリッ!」っとした食感に早変わり。
いずれも美味しいので、自分好みの食感で試してみよう!

▲ リンゴの果肉もわずかに感じられるギリギリのところまで煮詰められたリンゴジャム
▲ リンゴの果肉もわずかに感じられるギリギリのところまで煮詰められたリンゴジャム

パイに「ガブリッ!」と、かぶりついた途端に、中からとろ〜りと煮詰められた柔らかなリンゴが登場。それは、とても滑らかでやさしいリンゴ自体の自然な甘みと、少しの酸味。そしてシナモンのくすぐったいような甘い香りのアクセント。このリンゴジャムの上手な'トロ〜リ加減'は、なかなか出会えない匠の技であり、その美味しさはジャムとしても購入したいほど。

筆者は、お持ち帰り後にトースターでちょっと焼いて食べたのだが、すると中のジャムも熱々で一層、柔らかく滑らかな食感が楽しめて美味しかった!もちろん好みもあると思うが、ホットアップルパイとして食べるのはおすすめの一つだ。

▲ おから工房 まつしまの「アップルパイ」
▲ おから工房 まつしまの「アップルパイ」

どこかに出かけた際に、ちょっと立ち寄ってアップルパイと珈琲で休憩というのも、なかなか良いもの。そして、桜が本番となった時期には、アップルパイ片手にお花見もこれまた、いいものだろう。
さあ!みんなで手作りのやさしい味を、口一杯に頬張ろう。

商品名:アップルパイ
販売店舗:おから工房 まつしま
住所:宮城県松島町高城字反町三15-4
営業時間:9:00 - 18:00
定休日:年中無休
※状況によって臨時休業となる場合もあります。

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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