この記事ではゴールデンウィークにおすすめの、静かでのんびりと過ごせる穴場の海外をご紹介していくのだが、その前にちょっと海のお話をさせて欲しい。

宮城県東松島市には多くの美しい海辺があり、各地区によって砂浜や波の高さ、海景色や全体の雰囲気も違うのが面白いところ。例えば、市内の宮戸地区には岩場の造形美や、青緑の翡翠の様な美しい色の海が見どころだったり、野蒜地区では海に浮かぶ島々を見ながら整備された大きな海岸で泳ぐことが出来たり、などなど。

一方で、松島町の海辺もおすすめ。形状が湾なので波立たないゆったりと静かな海。そのため「ザザー」っという波音を聞くことはできないが、船の汽笛や海鳥などの鳴き声が飛び交い、絵画の様な海にうかぶ島々や、船の景色を楽しむことが出来る。
あたらめて、東松島市と松島町の海を比べてみると面白いものだ。

さて、今回ご紹介する穴場の海岸は、東松島市の浜市地区にある「浜市海岸（はまいち かいがん）」だ。場所だが（手作りの地図で失礼させていただく）、鳴瀬川河口に広がる海岸で、上記地図の「赤い星のマーク」の場所に駐車場があり、そこから「浜市橋（はまいち ばし）を渡り、海岸へといくことが出来る。車の場合も、徒歩も同じ道で海岸へと向かうことが出来る。

是非、地図を見ながら読み進めて欲しい。では説明していこう！
まず、国道45号線の「牛網交差点」が1つ目の目印となる。松島町から石巻方面へと45号線をずっと走り「JR陸前小野駅」を通過して間もなくの交差点が「牛網交差点」だ。
そこを右へと曲がり、上記地図の赤い線の様な具合でしばらく真っ直ぐに進み、大きな道路の交差点にぶつかったらそこを右へ曲がろう。その後は、2つ目の目印となる鳴瀬川の土手に向かってまっすぐ進み、土手に突き当たったらその後は、左へ曲がり鳴瀬川河口方面へずっと道なりに進んで行こう！
すると途中から砂利道に切り替わり、浜市橋のたもとの駐車場に到着出来るぞ。

上記写真が、浜市橋のたもとの駐車場だ。見えにくいが、'とらロープ'で駐車スペースがしっかりと区切られているので、車利用の場合はロープをチェックしながら駐車しよう！

先ほどの駐車場そばにある階段から堤防へと上がると、左方向には「野蒜築港後（のびる ちっこう あと」の'レンガ'を確認することが出来る。これも海岸へと向かう目印の一つだ。

そして、右方向を向くと目の前には「浜市橋」を確認することが出来る。橋に向かって進もう！

2016年11月に完成した「浜市橋」。ひらがな表記で「はまいちばし」と記載されていたので、正しい表記は実は'ひらがな'なのかもしれない！そんなことを考えながら、どんどん進んでいくと・・

小さなクロマツの林の中へと繋がる階段が登場。階段を降りたら、マツを倒さないようにゆっくりと左方向へと進もう。（※石などが多いので足元に注意して進んでください）

可愛いマツ林の小道をさらに進んでいくと・・・

目の前には堤防だ！早速、階段を登っていこう。

堤防に上がると一気に視野が広がり、周囲をぐるーっと見渡すことが出来る。
目を凝らして奥を見つめると・・右には野蒜地区、そして左には矢本地区をそれぞれ確認することが出来る。

さあ、ここが浜市地区にある浜市海岸だ。堤防からすぐ手前側は、砂地に生える雑草に流木や貝殻などで、足元はやや不安定で歩きにくいのだが、波打ち際へと進むにつれてスッキリとした美しい砂浜へと変わっていく。

野蒜海岸よりもやや横幅（海岸の広さ）は小さめで、とにかく静か。そして、時々タヌキなどの野生動物や野ウサギなどの姿も目撃することが出来る。

どの位置からの海景色がお気に入りとなるかは、実際に訪れてみて是非体感してほしい。
ただ、注意すべき部分としては遊泳禁止ということ。波が高め、そして急に深くなっている部分もあるため海水浴ではない楽しみ方で過ごそう！（※撮影時は引き潮だったため、かなり波は穏やかだったが満潮時などは波もかなり高いので注意しよう）
おすすめは、やはり砂浜で海景色を眺めたり、写真を撮ったり、または海風を感じながら散歩やジョギングも最高だ。ブルーインパルスもかなり間近で見ることが出来るので、海で過ごしながら、大迫力の飛行訓練を写真におさめるのも良いかもしれない。

ゴールデンウィーク期間中のちょっとした隙間時間に、飲み物とお弁当を持って海岸で過ごすのも素敵な思い出になると思うぞ。日焼け止めまたは、日焼けオイルを塗って、さあ！海へと出かけよう〜！