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【宮城県 松島町】トリックアートの世界!?大迫力で不思議な近道をご紹介 [田町歩道橋]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

この記事では、宮城県松島町内を散策中にこれまで何度も通りかかっては、見過ごしてしまっていた「近道」の存在に注目。
ついにその摩訶不思議な近道を実体験し、非常に便利であることが判明した。早速、ご紹介していこう!

その近道は、JR松島海岸駅の裏側にあたる144号線沿いに存在する。上記写真の場所が、'近道'のすぐそばなのだが具体的には「松島町営三十刈駐車場」からJR松島海岸駅方面へと向かう途中の「田町歩道橋(たまち ほどうきょう)」が、実はその正体なのだ。

近道(田町歩道橋)へと進む入り口には、しっかりと『瑞巌寺・五大堂方面近道』 の看板。
今まで筆者は、この看板の存在は重々承知であったが「近道」というところまでは、気にしていなかったのが正直なところ。

近道・・・・?最初の印象は「?」だ。
一体どうやって、瑞巌寺・五大堂方面へと行くのだろうか。
というのも、この看板が建っている道路(144号線)の真下には東北本線や仙石線が走っているのだ。半信半疑の状態で、近道の看板に従い矢印の方向へと進んでいくことに。

下へと下がりながら、ややカーブがかった道を進んでいくと、すぐに目の前に飛び込んでくるのは、なんとも迫力のある立体構造の歩道橋の裏側。上記写真の位置(筆者が立っている位置)は、ちょうどさっきまで立っていた144号線の真下になる。そして、立っている場所からは東北本線の2つの線路が見える。
そうなのだ、144号線の真下の少しのスペース(空間)を活かし、そこに歩道を作りそのまま反対側へと潜り抜けられるようになっている。イメージは、雑巾をぐにゃりと絞るような形状で、144号線の真下をくるりと抜けて向こう側へと抜ける構造だ。

144号線の真下をくぐり、その後すぐにまた上へと登っていく。なぜならば、今度は仙石線の線路が通っているため上を歩くしかないのだ。

この位置から奥を眺めると、確かに瑞巌寺・五大堂方面へと向かう道へと繋がっている事がわかる。すでに目の前には、JR松島海岸駅そばにある「ホテル大松荘」の看板も確認できる(*上記写真の向かって右奥)。ここからの松島湾の眺めも、なかなか味わい深いものがある。

近道全体の構造をじわじわと実感しながら、最後の砦となる旧カーブの下り階段を下がると・・

ついに到着!道のずっと奥には、「松島海岸グリーン広場」の芝生が見える。スタート地点となった144号線上の近道案内の看板から、上記写真の場所までなんとたったの7、8分程度!
もしも、上記写真の位置からJR松島海岸駅前を経由して、144号線の上の近道案内の看板までぐる〜っと周り歩くとなると、約20分ほどの時間を要するだろう。かなりの近道だ!

実際に筆者が体感して判明したことは、純粋に近道として利用して時間を節約することに加えて、この見事な立体構造も楽しめる場所だということ。歩き進めていくほどに、自分自身が今どの位置にいるのかを確認しながら進んでいくと面白いぞ。そして、かなり大迫力なので建築デザインなど写真などが好きな方には、特におすすめ。実体験してほしい場所だ!

名称:田町歩道橋(たまち ほどうきょう)※近道
住所:宮城県宮城郡松島町松島町頭7

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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