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【宮城県 東松島市】ぷるんとモッチリ食感!老舗和洋菓子店の美しい白がんづき [矢本地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

梅雨の時期が近づいてくるとジメジメとした蒸し暑さに包まれるせいか、アイスクリームも良いけれど不思議とさっぱりとした'冷たい和菓子'が恋しくなってくる。皆さんはどうだろうか?

和菓子というと、宮城県東松島市の矢本地区に「おおむら」という老舗の和洋菓子店があるのだが、そこの「がんづき」が昔からずっと変わらぬ味で美味しいのだ。自宅用に買って帰ってきた際には、濃いめの緑茶をいそいそと準備し『ほ、ほ、ほ!』と喜びの表情を浮かべながら少しずついただく。その変わらぬ美味しさに筆者を含めて、きっと大勢のファンがいるのではないだろうかと想像する。独特の食感と甘さのバランスそして美しい形状は、他にはない「おおむら」だけの味だ。早速、皆さんにご紹介していこう!

先にお店の場所をご紹介。「JR矢本駅」前の商店街通り沿いにある「七十七銀行」から石巻方面へ少し進んだ先(※七十七銀行から3、4軒隣)に和洋菓子店「おおむら」があり、大きく平仮名で店名が表示されているので、とてもわかりやすいのが嬉しい!
さて、おすすめの「がんづき」についてだが、一般的なくるみやゴマなどを乗せたものとはちょっと違っていて、飾り気は一切無し。とてもシンプルなのだが、形状がとにかく美しい!よくある長方形型では無く二等辺三角形(にとうへん さんかっけい / ※向かい合う2箇所の長さが同じ三角形)の様な形をしているのだ。

サンドウィッチや、シベリア(羊羹をカステラでサンドした菓子)の様に、スッと立ててテーブルに置けるので、ちょっぴりおしゃれな'がんづき'の雰囲気をまとっている。
約3センチの厚切りなので手に取ると、どっしりとした重みを感じるのだが、これがいつもあっという間に食べてしまうのだ。

1つ1つ柔らかいフィルムで包まれているので、それを剥がして食べるのだが、その時点で既に美味しさが伝わってくるのだ。というのが、ゆっくりとフィルムを剥がし進める時に、切り口の表面の瑞々しさが目で見てわかるので、そのしっとり具合に『滑らかで美味しいだろなぁ』と想像してしまう訳だ。

さあ、その食感と味だが「ぷるん」とした葛餅を連想する弾力の後に、「もちっもちっ」とした'がんづきらしさ'が出てきて、甘さは噛むほどにじんわりと感じる程度。その甘さのイメージは、炊き立てのご飯をよく噛んで味わう様な、米の甘味にも似ている。キリッとした甘みではなく、ほんのりと優しいのだ。
筆者のお気に入りポイントは、なんといってもぷるっとした後のもっちりとした食感。他の一般的なものは、全体的に最初から最後までどっしりとモッチリ食感で統一されていて、ぷるっとした瑞々しさはあまり感じられない。そのため「ぷるっもちっ!」の食感は、おおむら独自のものだと太鼓判を押したいほどだ。

「がんづき」というと、もっちりどっしりのイメージがあるのだが、和洋菓子店「おおむら」の老舗の味はちょっと違う。是非、皆さんもお近くを立ち寄った際に味わってみてはいかがだろうか。同店では、和菓子の他にもシフォンケーキなどの洋菓子も手作りしていているので、そちらもおすすめだ。さあ、今週末は濃い緑茶と和菓子でみんなでのんびりしよう!

商品名:がんづき
販売店舗:和洋菓子おおむら
住所:宮城県東松島市矢本字上新沼10-3
営業時間:9:00 - 17:30(火曜日のみ10:30 - 16:30)
定休日:土・日曜日 ※営業時間や定休日は変更になる可能性があります。

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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