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【宮城県 松島町】この時期がやってきた!今が旬の地元産アナゴを食べに行こう [松島町全域]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

松島町といえば「牡蠣(かき)」が全国的に有名な特産品として知られているが、6月から旬を迎える「穴子(あなご)」も忘れてはならない松島町の名物。

一般的に夏が旬の穴子は、ふっくらと身が柔らかく「鰻(うなぎ)」に比べると皮や脂などのクセも少なく、食べやすい。それでいて栄養満点なので、真夏の暑さでうだる身体に『ガツン!』と活力を与えてくれる有り難い食材だ。これが、美味いんだ。

▲ さあ!あなたは全16店舗の「あなご丼」を制覇できるかな?
▲ さあ!あなたは全16店舗の「あなご丼」を制覇できるかな?

さて、その旬の穴子を「たくさんの人に味わってもらいたい」ということで、穴子を丼にした「あなご丼」のキャンペーンが現在松島町内で開催されている。松島町内の16店舗が協力し、オリジナルのあなご丼を開発。(2023年)6月から9月までの期間中、各店舗でおいし〜い丼が食べられるというものだ。

期間中にみんなで松島散策をしながら各店の「あなご丼」の食べ比べをしたり、マニアックな貴方には各店の「箸袋」を記念としてコレクションしても面白いかもしれない。筆者は9月までの期間中に、可能な限り食べ歩きをしてみようと決意。皆さんと勝負だ!

というわけで、早速「あなご丼」を食べようと決め、悩んだ末に今回は円通院にほど近い「旬海(しゅん かい)※上記写真6番」を選択。同店は牡蠣と海鮮料理がメインの和食料理のお店で、外観も内装も和テイスト(和風デザイン)で統一されていて、上品で落ち着きのある素敵な空間が広がっている。おもてなしの場所としても、気軽に友人同士でも過ごせるおすすめのお店だ。

さあ、お待ちかねの穴子は「松島穴子丼」として、丼以外にも野菜の小鉢とお新香、そしてお味噌汁付きというセット形式のメニュー。余談だが、小鉢やお吸い物、漬物というのは、メインを取り囲むサブのような役割に見えがちだが、それぞれがしっかりと美味しい!同じ盆に乗っている時点で、全部メインと言っても良いくらい、と筆者はいつも思っている。料理人の皆さんの素敵な調理の技に、大感謝。

さて、穴子丼に手を伸ばすと・・なんと!4枚もの穴子がご飯の上にふんわりと載っているのだ。箸でそれを1枚をめくると、そこには別の穴子の姿。同時に、ほころぶ笑顔。

これは嬉しい!

タレをまとった美しい穴子に山葵(わさび)をちょっと乗せて頬張ると、やわらかな穴子の身がホロホロとくずれていく。そこに山葵が良い仕事をしていて、穴子の身の甘さを引き出していくのだ。穴子のボリュームに加え、この柔らかさ。これは、戸惑ってしまうほど美味い。皆さん、夏の穴子丼は想像以上に美味しいぞ。

そして「丼」という響きから、ご飯の量について『食べ切れるだろうか』と心配になる方もいるかと思う。量は、ご飯茶碗1杯くらいでその上にボリューム満点の穴子と、ほんのり甘めのだし巻き卵、そして千切りきゅうりがちょこんと乗っている。もしも、食べきれなかった場合は、お店の方にそっとお持ち帰り可能か相談してみるのも良いと思うぞ。

日本は、春夏秋冬という四季が存在する幸せな環境の国。そして季節ごとに旬の食材があり、それは広く考えれば地球の恵みのようなものだ。季節の食材をみんなで味わえば、また来年の楽しみが増えていくもの。

さあ、今年(2023年)の9月まで楽しめる「あなご丼」を食べに行こう!
そしてまた来年の夏も、松島へ穴子を食べに行こう。

名称:松島あなご丼キャンペーン
対象店舗の地域:宮城県松島町の町内地区、犬田地区、仙随地区、普賢堂地区、高城地区

※キャンペーンが気になった方は、主催の「松島観光協会」公式ホームページをチェックしてみよう!

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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