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【宮城県 松島町】4年振りの盆踊り復活!8月15日、16日松島流灯会「海の盆」開催 [町内地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

日本の素敵な文化の一つ「お盆(おぼん)」。それは一般的に、8月13日から16日までの期間のことを指し、期間中はご先祖様が地上に戻ってくると言われている。彼らが滞在中には、いつも以上に賑やかなお供え物をして、感謝の気持ちと共に供養(くよう)を行う。この日本特有の神秘的な風習に併せて、国内の各地域では盆踊り大会や花火に灯籠流しなど、お盆に関連するさまざまなイベントが開催されている。
そんな多くの催し物の中から、この記事では宮城県松島町の町内地区で開催される「松島流灯会 海の盆」についてご紹介していこう!

イベント名:松島流灯会 海の盆
日程:2023年8月15日(火)、16日(水)
時間:10:00〜20:30
場所:松島海岸中央広場

大昔から「お盆の松島」と言えば、花火に灯籠流しと大変賑やかなイメージがある。筆者自身も子供時代の記憶のワンシーンに、広場に立ち並ぶ屋台を眺めながら、人で溢れかえっている中を必死にかき分けながら練り歩いた想い出がある。
この'お盆の松島のお祭り'は、2011年の東日本大震災を機に「松島流灯会 海の盆」として、先祖の霊を供養する「大施餓鬼会(おせがきえ)」と「灯籠流し」の伝統を継ぎながらも、新しい要素を取り入れた祭りとして再スタートを果たした。その目的には祭りを地域の風物詩として、そして訪れた人々に松島町の歴史や文化に景観などに触れながら「ふるさとの夏」を体感してもらいたいという願いが込められている。

祭りは15日(火)と16日(水)ではそれぞれ内容が異なり、特に前夜祭となる15日(火)は見逃せないラインナップとなっている。まず、4年振りの再開となる「盆踊り」は当日の目玉イベント!踊りは全部で3回行われる予定で、時間は1回目「18:35〜」2回目「19:10〜」3回目「19:45〜20:00まで」だ。そして太鼓演奏が2種「五大堂太鼓」「和合太鼓」あるので、贅沢にも聴き比べをすることが出来るというのもポイント。
一方で16日(水)は「大施餓鬼会(おせがきえ)」がメインの日となり、滅多に見ることが出来ない瑞巌寺の僧侶の方々による供養の儀式を見学することが可能だ。そして両日ともに供養花火は約15分間の打ち上げ予定。海に浮かぶ灯籠で神秘的な美しさを楽しんだ後は、天を彩る煌びやかな花火で「日本の夏」をじっくりと味わいたいものだ。

メイン会場となるのは、松島島巡り観光船の発着場がある「中央広場」だ。瑞巌寺の参道から真正面の場所なので、とても分かりやすいのも嬉しい。まだまだ気温が高く日差しも強いため、当日は熱中症予防の帽子やタオル、そして冷たい飲み物などで水分補給をしながら楽しもう!

なお、日没後に「灯籠流し船」が2便出航される予定なので、船から水面に浮かぶ灯籠を間近で見学することが可能だ。海に漂う灯籠の景色全体も美しいが、船上からのそれはまた違った魅力的な風景を目にすることが出来そうだ!

今回は、宮城県松島町の町内地区で開催される「松島流灯会 海の盆」イベントについてご紹介をしてきた。8月15日、16日の2日間は松島町の文化や歴史を体感しながら、日本の夏を満喫してみるのも、また素敵な時間となるだろう。今年の夏は、みんなで松島へ行ってみよう!

イベント名:松島流灯会 海の盆
開催場所:松島海岸中央広場
住所:宮城県宮城郡松島町松島町内
日程:2023年8月15日(火)、16日(水)
時間:10:00から20:30
イベント公式SNS:気になった方は公式ホームページをチェックしてみよう!

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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